文:山口銀次郎/写真:柴田直行
ヤマハ新型「NMAX」各部装備・ディテール解説
フェイスデザイン・ヘッドライト
フロントマスクを大きく覆うスクリーンは、整流効果をもたらすショート丈となる。特徴的なフェイスマスクを演出する、ロービームが上の4灯、ハイビームが下の2灯といった配置となる全6灯ヘッドライトまわり。サイドパネルにウインカーをセット。
フロントブレーキ
Φ230mmのディスクと片押し1ポットキャリパーとの組み合わせとなるフロントブレーキ。従来型より軽量化を果たした、新デザインの13インチホイールを採用。独立したABSを装備。
リアブレーキ
低速域から高速域までコントロール性豊かなΦ230mmディスクと片押し1ポットキャリパーの組み合わせのリアブレーキシステム。
リアサスペンション
快適な乗り心地を提供する新フレームにマッチさせるリアサスペンションは、2段階のイニシャルアジャスターを装備する。
エンジン
水冷4ストSOHC4バルブ124ccの“ブルーコア”エンジン搭載。可変バルブシステムやアイドリングストップシステムを採用。
フロントポケットまわり
鍵の抜き差しを必要しないスマートキーシステムを採用。ノブ式のメインスイッチで、ハンドルロック解除、シートロック解除、フューエルリッドのロック解除が行える。フロントインナーカバー右側にはフタ付きの小物入れを、左側には12VのDCジャックを備える600mlペットボトルも収納可能な小物入れをそれぞれ配置。
給油口
左右のフットボードの間には、フューエルリッドを持つ燃料給油口を配置。給油口上面には、取り外し式のスクリュータイプキャップが置けるスペースが確保されている。燃料タンク容量は7.1L。
ハンドル
ハンドル周辺は音叉マークをセンターにあしらったカバーパーツを装備し、ボディとの一体感を生む高級感のある仕上がりとなる。
メーター
多機能メーターは液晶画面とインジケーターランプとの組み合わせとなる。スマホと連携した表示もさりげなくされる。
フットボード
フットボードは水平な面と、緩やかな角度で立ち上がる面の半々で構成される。足置きはクラストップレベルでゆったりしたものとなる。
シート
一見薄いシートは、必要にして十分なクッション性を確保する。タンデムシート上面とほぼフラットな高さに、グルリと後方を取り囲む様にカバーするタンデムバーを装備する。
シート下収納スペース
シート下収納スペースの容量は約23Lを確保し、大きなバイザーのないフルフェイスヘルメットなら収納可能となっている。
足つき性
シート高:765mm
ライダーの身長:178cm
フロントシートの前寄り後ろ寄りどちらの座り位置でも、多少膝の曲がりに変化があるものの、足つき性は大きく変わらない。
テールまわり
テールまわりは、クリアレンズ内にテールランプ&ウインカーを配置する。LED導光帯が意匠に凝ったデザインのアクセントとなる。
ヤマハ新型「NMAX」の主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 1935×740×1160mm |
ホイールベース | 1340mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 765mm |
車両重量 | 131kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124cc |
ボア×ストローク | 52.0×58.7mm |
圧縮比 | 11.2 |
最高出力 | 9.0kW(12PS)/8000rpm |
最大トルク | 11N・m(1.1kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 7.1L |
変速機形式 | Vベルト無段変速 |
キャスター角 | 26゜30′ |
トレール量 | 100mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-13M/C 48P・130/70-13M/C 63P |
ブレーキ形式(前・後) | Φ230mmシングルディスク・Φ230mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 36万8500円(消費税10%込) |