カワサキ「Z900RS 50th Anniversary」の特徴
ファイヤーボールカラーのために塗装技法を開発
2022年、カワサキを代表する世界的なブランドとなったZシリーズが誕生して50年を迎える。それに合わせるかのようにカワサキが「祝!Z生誕50年。」と題した動画をWeb上に公開して以来、その存在が噂されていたZシリーズの50周年を祝う記念モデル。
そして1月6日、予想に違わずカワサキは記念モデルとして、伝説の始まりとなった初代モデル・Z1のイメージを濃厚に感じさせるスタイルで人気の「Z900RS」をベースにした、「Z900RS 50th Anniversary」を発表した。
Z1を象徴するファイヤーボールカラーを再現したカラーリングを採用。このアニバーサリーモデルのために開発された、キャンディカラーを独自の技法で重ね塗りする塗装工程によって、Zシリーズの50年の歴史、その過去と未来を照らすかのような艶やかで深みのある質感を実現。
上質なカラーにマッチするゴールドカラーに塗られたホイールと合わせて、伝統と現代的な技術が融合したレトロスポーツとしての魅力を際立たせている。
さらに燃料タンク上部にはZ50周年ロゴが入れられ、サイドカバーや左右エンジンカバーにはZ1を想わせる専用エンブレム、そして上質感なシボ入りの表皮を用いた専用シートを装着。スタンダードモデルにはないグラブバーも標準装備されている。
この「Z900RS 50th Anniversary」は、ボディカラーはファイヤーボールカラー(キャンディダイヤモンドブラウン)のみ。発売日は2022年2月1日で、税込価格は149万6000円。
カワサキ「Z900RS 50th Anniversary」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2100×865×1150mm |
ホイールベース | 1470mm |
シート高 | 800mm |
キャスター角 | 25° |
トレール | 98mm |
車両重量 | 217kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 948cc |
ボア×ストローク | 73.4×56mm |
圧縮比 | 10.8 |
最高出力 | 111PS/8500rpm |
最大トルク | 10.0kgf・m/6500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ300mmダブルディスク・φ250mmディスク |
まとめ:小松信夫