カワサキ「Z900SE」の特徴
特徴的なSUGOMIスタイルと、豪快な走りを実現するメカニズムを組み合わせたカワサキのネイキッドスポーツ・Zシリーズの中で、アッパーミドルクラスをカバーするモデルが「Z900」。
そのラインナップに新たにスペシャルな存在が2台追加された。1台は「Z900SE」で、スポーティな走りを追求するハイグレードモデルという位置付けだ。
「SE」はシリーズ初の上級仕様車
「Z900SE」は、Z900のコンセプトである「エキサイティング&イージー」を活かしながら、ブレンボ製のフロントブレーキキャリパー、ニッシン製ラジアルポンプ式マスターシリンダー、オーリンズ製のハイグレードなリアサスペンションを標準装備。
さらにフロントフォークにも新たに圧側減衰調整機能を追加するなど、足回りをグレードアップすることでZ900のエキサイティングな走りに磨き上げた。
「Z900SE」のボディカラーはメタリックスパークブラック×キャンディライムグリーンの1色。税込価格は132万円となる。
カワサキ「Z900 50th Anniversary」の特徴
「50th Anniversary」はZブランドの誕生50年を祝う限定カラー
さらにもう1台発売されたのが、Zシリーズの50周年を記念する「Z900 50th Anniversary」。
1月6日に同時に発表された、クラシカルな「Z650RS」・「Z900RS」のアニバーサリーモデルがZ1イメージのファイヤーボールカラーを採用していたのに対し、モダンな「Z900 50th Anniversary」では、空冷Zの頂点ともいうべき1981年登場の「Z1100GP」などに採用され、人気を集めたボディカラーを再現したファイヤークラッカーレッドを採用しているのが特徴。鮮烈な色味を再現するために、塗料を特別に調合したという。
そしてフェンダーやシュラウドにはZ50周年ロゴが入れられている。また、上質感を高めるシボ入りの専用シート表皮も採用された。
こちらの「Z900 50th Anniversary」は、税込価格121万円となる。
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カワサキ「Z900SE」「Z900 50th Anniversary」の主なスペック
※《 》内は「Z900 50th Anniversary」
全長×全幅×全高 | 2070×825×1115《1080》mm |
ホイールベース | 1455mm |
シート高 | 800mm |
キャスター角 | 24.9° |
トレール | 110mm |
車両重量 | 213kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 948cc |
ボア×ストローク | 73.4×56mm |
圧縮比 | 11.8 |
最高出力 | 125PS/9500rpm |
最大トルク | 10.0kgf・m/7700rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 17L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ300mmダブルディスク・φ250mmディスク |
まとめ:小松信夫