台湾のSYMが日本市場に投入する最新作がJET X。シャープでスタイリッシュなデザインに加え、新採用のセンターフレームが生み出す剛性感の高い走りもポイント。日本でもヒットしそうな注目のモデルだ。
文：太田安治、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
文：太田安治、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
SYM「JET X125」ライディングポジション・足つき性
シート高：770mm
ライダーの身長・体重：176cm・62kg
770mmのシート高はPCXやNMAXよりも5mmほど高いが、停車時はシート前寄りに座れば身長が150cm台のライダーでも不安はないはず。膝回りに余裕があり、足を置く位置の自由度も高いから体型を問わずにリラックスできる。
SYM「JET X125」各部装備・ディテール解説
逆スラントマスクにLEDヘッドライトで表情は精悍なもの。スモークスクリーンを採用してスポーツムードも高めている。
フロントブレーキローターは260mm径と大きい。ABSは非装着だが、前後連動ブレーキを採用して制動力を高めている。
水冷OHCエンジンは12.6PSを発揮。乗ってみると非常に滑らかで力強く、音も想像以上に静か。日本の交通事情にマッチしている。
反転表示のデジタルメーターは横長レイアウトで表示も多彩。バーグラフ式のタコメーターも見やすいデザインとなっている。
スマートキーを標準装備。キーフォブにある開錠ボタンでスイッチノブのロックを解除して始動するシステムとなっている。
ステッチも入った高級感のあるシートは、前端部を巧みに絞り込んで足着き性にも配慮したデザインとなっている。
トランクはヘルメットを1個収納可能。後部の給油口はキー不要で開閉が可能なもの。燃料タンク容量は7.5Lと大きめ。
SYM「JET X125」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2000×760×1115mm |
| ホイールベース | 1350mm |
| シート高 | 770mm |
| 車両重量 | 140kg |
| エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
| 総排気量 | 124.6cc |
| 最高出力 | 12.6PS/8000rpm |
| 最大トルク | 1.17kgf・m/6500rpm |
| 燃料タンク容量 | 7.5L |
| 変速機形式 | Vベルト無段変速 |
| タイヤサイズ（前・後） | 100/90-14・110/80-14 |
| ブレーキ形式（前・後） | Φ260mmディスク・Φ220mmディスク |
| メーカー希望小売価格 | 36万3000円（消費税10％込） |
文：太田安治、オートバイ編集部／写真：南 孝幸
