ヤマハ「MT-09 サイバーラリー」の特徴
ヤマハの純正パーツやアパレル製品を手掛けるワイズギア。大阪モーターサイクルショー2022でも、ノーマル車とはまた異なるカスタムモデルの魅力を示しています。
そのうちの一台がブース正面に展示され「何だこのバイク?」と来場者を驚かせていた「MT-09 サイバーラリー」。青い閃光で照らし出された新型MT-09は、独特な存在感を放っていました。
とくに目がいくのは、フェイスデザイン。ヘッドライト付近から大きく伸びるカーボン調のハンドガードが特徴的。また、よく見ると外装のところどころに、単色ではなくグラデーションがかったパーツを採用しているのが分かります。
ワイズギアのスタッフの方にどういう経緯で生まれたモデルなのか、尋ねてみました。
「新型MT-09を発表した際、スタイリングはとても注目されました」
新型MT-09は、2021年7月に上級モデル「SP」がデビュー。同年8月にスタンダードモデルも発売。フルモデルチェンジで、メカニズムや車体を一新するのとともに、スタイリングも一変しています。
筆者も新型MT-09の実車を初めて見たときは、その“小顔感”に驚かされました。スマートさがいっそう増し、今後のMTシリーズの方向性を示すデザインだと感じたものです。
「サイバーラリーは、顔とボディのバランスの取り方を新提案する試みとなります」
今回、MT-09サイバーラリー外装セットはほかのワイズギア・カスタム車と異なり「参考出展」と表記されていました。しかしショーイベント用のコンセプトモデルではなく、市販化も視野に入れているようです。
もし「モーターサイクルショー2022での反響次第で製品化」……という条件なら、すでに注目の集めまくっているので、間違いなしかな? 楽しみに待ちたいと思います。
レポート:西野鉄兵