カワサキZブランド50周年記念車でもこのZ900は、Z900RS・Z650RSの2モデルとは異なり、スポーツマインドを刺激する仕上がりになっている。モチーフは1980年代に一世を風靡した「GP」シリーズで、代表色のファイアクラッカーレッドに身を包む。外観の特徴とともに走りのキャラクターについて解説しよう。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

カワサキ「Z900 50th Anniversary」ライディングポジション・足つき性

シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像1: カワサキ「Z900 50th Anniversary」ライディングポジション・足つき性

シートが硬めで、175cm以上のライダーには少しヒザが窮屈かもしれない。前傾度は自然で、街乗り、ロングランもこなせる。

画像2: カワサキ「Z900 50th Anniversary」ライディングポジション・足つき性

カワサキ「Z900 50th Anniversary」各部装備・ディテール解説

かつてのZ-GPシリーズやGPzシリーズをオマージュしたカラー(ファイアクラッカーレッド)だが、古さは全く感じない。ちなみに塗料も当時と同じ調合だ。

画像: エンジンはスタンダードと同じ。125PSのパワーはZ900RSより14PSほど強力だが、街乗りもこなせるフレキシビリティも備える。

エンジンはスタンダードと同じ。125PSのパワーはZ900RSより14PSほど強力だが、街乗りもこなせるフレキシビリティも備える。

画像: シュラウドにはゴールドのZエンブレムと「50th ANNIVERSARY 1972-2022」のレタリング、タンクにはゴールドのカワサキロゴが入る。

シュラウドにはゴールドのZエンブレムと「50th ANNIVERSARY 1972-2022」のレタリング、タンクにはゴールドのカワサキロゴが入る。

画像: フロントフェンダー先端にはゴールドのレタリングで「Z50th」のロゴが入り、オーナーの所有感を高めてくれる。

フロントフェンダー先端にはゴールドのレタリングで「Z50th」のロゴが入り、オーナーの所有感を高めてくれる。

画像: Φ41mmの倒立フォークはアウターチューブがゴールド仕上げ。ブレーキはΦ300mmローターと4ピストンキャリパーの組み合わせ。

Φ41mmの倒立フォークはアウターチューブがゴールド仕上げ。ブレーキはΦ300mmローターと4ピストンキャリパーの組み合わせ。

画像: 足回りはスタンダードモデル同様。星形5本スポークホイールはレッド仕上げとなり、リムにはホワイトのピンストライプが入る。

足回りはスタンダードモデル同様。星形5本スポークホイールはレッド仕上げとなり、リムにはホワイトのピンストライプが入る。

画像: シート形状自体はスタンダードと同じデザインだが、50thアニバーサリーはシボ入りの専用シート表皮を使って上質感を高めている。

シート形状自体はスタンダードと同じデザインだが、50thアニバーサリーはシボ入りの専用シート表皮を使って上質感を高めている。

画像: シート下のスペースは非常に狭いが、標準装備のETC2.0車載器を搭載するスペースは確保されているので、高速道利用も楽々だ。

シート下のスペースは非常に狭いが、標準装備のETC2.0車載器を搭載するスペースは確保されているので、高速道利用も楽々だ。

カワサキ「Z900 50th Anniversary」主なスペック・価格

全長×全幅×全高2070×825×1080mm
ホイールベース1455mm
シート高800mm
キャスター角24.9°
トレール110mm
車両重量213kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量948cc
ボア×ストローク73.4×56mm
圧縮比11.8
最高出力125PS/9500rpm
最大トルク10.0kgf・m/7700rpm
変速機形式6速リターン
燃料タンク容量17L
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17・180/55ZR17
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmダブルディスク・Φ250mmディスク
メーカー希望小売価格(税込)121万円

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

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