文:太田安治/写真:南 孝幸
アプリリア「RX125」ライディングポジション・足つき性
シート高:905mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

車格は250ccクラスのオフロードモデルと同等。905mmのシート高と沈み込み量の少ない前後サスによってアイポイントは高く、市街地での見通しもいい。大柄なポジションで体への負担は少ないが、足つき性は厳しい。
アプリリア「RX125」各部装備・ディテール解説

フルサイズモデルらしい、足が長く車高の高い堂々たる車格。オンロードでの乗り心地も良く、街乗りやツーリングも快適。ハンドル切れ角が大きいので市街地も得意だ。

高回転域までよく回り、15PSを発揮する水冷DOHC4バルブユニット。コミューターとは一線を画した「本気」のスポーツエンジンだ。

2022モデルではマフラーの形状が変わり、仕上げもポリッシュとなった。サウンドもオフ車らしい、歯切れの良い乾いたもの。

ウェーブディスクはΦ260mm。ブラック仕上げのアウターチューブを持つΦ41mm倒立フォークは、240mmのストローク量を持つ。

オフローダーらしいロングスイングアーム。リンク式モノショックは210mmのホイールトラベル量を確保する。

大きなゼッケンプレート部がレーシーなフロントマスク。エッジの効いたフェンダーもモトクロッサーらしいアイテム。

デジタルメーターは小型ながら多機能。最高速や水温計、ツイントリップのほか、メンテナンス時期まで表示する。

シートはフラットな形状で、前後に体を動かしやすいデザイン。滑りにくい表皮のサイドにはレッドのアクセントがあしらわれる。

テールランプはコンパクトなレンズのLED。ウインカーはオーソドックスなアンバーの電球式で、クリアレンズを採用。
【走行映像】アプリリア RX 125(2021年)
www.youtube.comアプリリア「RX125」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2145×820×1180mm |
ホイールベース | 1430mm |
最低地上高 | NA |
シート高 | 905mm |
車両重量 | 134kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124.2cc |
ボア×ストローク | 58×47mm |
圧縮比 | NA |
最高出力 | 15PS/10000rpm |
最大トルク | 1.15kgf・m/8000rpm |
燃料タンク容量 | 6.2L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・120/80-18 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ260mmディスク・Φ220mmディスク |
メーカー希望小売価格 | 44万円(消費税10%込) |
モタードタイプの「SX125」もラインアップ

aprilia SX125
2022年モデル
総排気量:124.2cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:880mm
車両重量:134kg
発売日:2022年3月28日
税込価格:45万1000円
本格オフローダーのRX125の兄弟モデルがこのSX125。高回転型のDOHCエンジンやダブルクレードルフレームは共通だが、こちらは前後17インチのアルミリムを持つスポークホイールを採用したモタード仕様。通もうならせるハイパフォーマンスを発揮する。こちらも2022モデルは新色が導入された。
文:太田安治/写真:南 孝幸