2022年の大阪・東京・名古屋モーターサイクルショーで初公開されたホンダの市販予定車「HAWK 11」(ホーク イレブン)。この新型車はいったいどういったモデルなのか。現時点で分かっていることを余さずお伝えしよう。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

ホンダ「ホーク11」のカスタム仕様車

カスタマイズ仕様も登場! ボディカラーにも注目

画像: 2022年のモーターサイクルショーでは、シルバーとブラックのこちらのホーク11も展示された。

2022年のモーターサイクルショーでは、シルバーとブラックのこちらのホーク11も展示された。

画像: シルバーのカウルは往年のホンダのGPレーサーを思わせるレトロテイスト。タンクはつやありのブラック塗装だ。

シルバーのカウルは往年のホンダのGPレーサーを思わせるレトロテイスト。タンクはつやありのブラック塗装だ。

画像: このブラック、大阪モーターサイクルショーではカスタマイズ仕様が、東京モーターサイクルショーではノーマルが登場した。

このブラック、大阪モーターサイクルショーではカスタマイズ仕様が、東京モーターサイクルショーではノーマルが登場した。

画像: ステンレスの輝きが美しいマフラーはモリワキのNEO-CLASSICスリップオン。試作品のため価格は未定となっている。

ステンレスの輝きが美しいマフラーはモリワキのNEO-CLASSICスリップオン。試作品のため価格は未定となっている。

画像: スマホマウントなどのアクセサリーを装着するのに便利な、デイトナ製のマルチバーホルダーを追加。試作品で価格は未定。

スマホマウントなどのアクセサリーを装着するのに便利な、デイトナ製のマルチバーホルダーを追加。試作品で価格は未定。

画像: 駐車時に役立つヘルメットホルダーはデイトナ製の試作品で価格は未定。パッセンジャーステップは税込1万8480円。

駐車時に役立つヘルメットホルダーはデイトナ製の試作品で価格は未定。パッセンジャーステップは税込1万8480円。

画像: 万一の転倒時に愛車をガードしてくれる、デイトナのパイプエンジンガードを装着。試作品でスチール製、価格未定。

万一の転倒時に愛車をガードしてくれる、デイトナのパイプエンジンガードを装着。試作品でスチール製、価格未定。

画像: 滑りにくい加工の施されたステップバーはモリワキ製。シルバーのステップバーキットは税込1万4080円。

滑りにくい加工の施されたステップバーはモリワキ製。シルバーのステップバーキットは税込1万4080円。

画像: ニーグリップを大きく高めてくれ、スポーツライディングに寄与する「PRINT ニーパッドスポーツ」はプロトの商品で税込3300円。

ニーグリップを大きく高めてくれ、スポーツライディングに寄与する「PRINT ニーパッドスポーツ」はプロトの商品で税込3300円。

ホンダ「HAWK」(ホーク)の歴史

最後は車名にもなった「ホーク」のルーツを探ってみよう。ホンダ・ホークの歴史の深く、ファンには待望の復活となった。

CB400T HAWKⅡ(1977)

画像: 「ヤカンタンク」と呼ばれて親しまれた丸形のタンクや、クルーザーのようなアップハンドルが生み出すリラックスしたポジションなど、そのスタイルは独創的で、幅広い層のライダーに親しまれた。

「ヤカンタンク」と呼ばれて親しまれた丸形のタンクや、クルーザーのようなアップハンドルが生み出すリラックスしたポジションなど、そのスタイルは独創的で、幅広い層のライダーに親しまれた。

国内400ccクラスの主力となったツイン

ホークの名前が国内で広く知れ渡ったのは1977年。1975年の免許制度改正により、401cc以上のオートバイに乗るためには、いわゆる「限定解除」が必要になり、これ以降、国内市場は400ccクラスを中心に回っていくようになっていく。

当然、市場は400ccクラスに高性能モデルを求めるようになっていくのだが、4気筒エンジンを持つトップモデルのドリームCB400FOURが1976年に生産終了となってしまう。

そんな中、400ccクラスの次なる主力モデルとして1977年に登場したのがCB400T・ホークⅡだった。堂々たるサイズ感にゆったりしたポジションで、ホークⅡは市民権を獲得。進化を重ねながら、新たな4気筒モデルのCBX400Fが登場するまで、国内400市場をけん引していくのである。


CB400N HAWK Ⅲ(1978)

画像: CB400N HAWK Ⅲ(1978)

CB750Fで採用した、直線基調のヨーロピアンスタイルにリニューアル。セミフラットハンドルやフロントダブルディスク、バックステップ、6速ミッションなど、スポーティな仕様だった。


SUPER HAWK Ⅲ(1980)

画像: SUPER HAWK Ⅲ(1980)

カワサキのZ400FXがDOHC4気筒エンジンというハイメカで若者を熱狂させる中、さらなる高性能化で対抗すべく送り込まれた、シリーズの集大成とも言うべきホットバージョン。


CB77 SUPERHAWK(1962)

画像: CB77 SUPERHAWK(1962)

国内で一世を風靡した本格スポーツ「ドリームCB72スーパースポーツ」のボアを拡大した305ccモデル、CB77は、北米市場では「スーパーホーク」のペットネームでしまれていた1台。


SUPER HAWK996(1997)

画像: SUPER HAWK996(1997)

国内や欧州で「ファイアーストーム」として人気を博したVTR1000Fは、北米では「スーパーホーク996」の名前で販売。「ホーク」と言えば2気筒スポーツ、というイメージが北米市場には浸透していた。

文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸、赤松 孝

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