ヤマハは2022年3月~4月に開催された大阪・東京・名古屋のモーターサイクルショーで新型「XSR900」を国内初お披露目した。デザインもメカニズムも一新、日本での発売が待ち遠しい注目の車両をじっくり見ていこう。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ「XSR900」の特徴
国内発売が待ち遠しい美しきレトロスポーツ
ついに新型XSR900の国内市販が確定。モーターサイクルショー2022には「市販予定車」として実車が登場した。
丸型ヘッドライトやタンク形状などに従来モデルの雰囲気を残すものの、シートやテール周りのデザインやディテールの処理を大きく変更。往年の「ゴロワーズカラー」をイメージしたカラーグラフィックも美しい。
水冷並列3気筒エンジンは排気量を888ccに拡大してパワーアップ、車体は剛性バランスを最適化しながら軽量化を実現したデルタボックス風アルミフレームで、リンク方式を変更したリアサスペンション、スピンフォージド製法による軽量ホイールなど、パフォーマンスを向上させる内容。
ベースのMT-09とは異なる長めのスイングアームやクルーズコントロールなど、独自装備も多くみられる。発売が待ち遠しい1台だ。
ヤマハ「XSR900」各部装備・ディテール解説
ヤマハ「XSR900」主なスペック
欧州仕様のスペック
全長×全幅×全高 | 2155×860×1155mm |
ホイールベース | 1495mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 810mm |
車両重量 | 193kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒 |
総排気量 | 888cc |
ボア×ストローク | 78×62.1mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 119PS/10000rpm |
最大トルク | 9.5kgf・m/7000rpm |
燃料タンク容量 | 14L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25° |
トレール | 108mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ298mmダブルディスク・Φ245mmディスク |
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸