過給エンジンを搭載するニンジャH2シリーズの一員として2018年に登場したスポーツツアラー、ニンジャH2 SXがアップデートされた。先進技術であるACCを導入、スマホアプリを介したインフォテインメント機能も加えた充実の進化ぶりだ。
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸
カワサキ「Ninja H2 SX/SE」の特徴
最新テクノロジーで安全性、快適性を向上
過給エンジンが生み出す怒涛の加速と快適性を両立したハイパフォーマンススポーツツアラーがニンジャH2SX。そのH2SXに先進のライディングアシストが加わった。
新型SXはボッシュが開発した「ARAS(アドバンスド・ライダー・アシスト・システム)」を導入したのが大きなポイント。これは自動追従型クルーズコントロールのACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、衝突予知警報のFCW(フォワード・コリジョン・ワーニング)、死角検知機能BSD(ブラインドスポットディテクション)のパッケージで、ライダーの安全性を飛躍的に高めてくれる機能だ。
加えて、新型は専用アプリを介して電話、音楽、ナビなどをモニターに表示する「Kawasaki SPIN」も導入。最先端ハイテクツアラーへと変貌を遂げた。
カワサキ「Ninja H2 SX/SE」各部装備・ディテール解説
ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)を標準装備
カワサキ「Ninja H2 SX/SE」主なスペック・価格
※《 》内は上級機種のNinja H2 SX SE
全長×全幅×全高 | 2175×790×1260mm |
ホイールベース | 1480mm |
シート高 | 820mm |
キャスター角 | 24.7° |
トレール | 103mm |
車両重量 | 266kg《267kg》 |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒+スーパーチャージャー |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 76×55mm |
圧縮比 | 11.2 |
最高出力 | 200PS/11000rpm |
最大トルク | 14.0kgf・m/8500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 19L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・190/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ320mmダブルディスク・Φ250mmディスク |
メーカー希望小売価格 | 265万1000円/《297万円》(消費税10%込) |
文:オートバイ編集部/写真:南 孝幸