エンデューロとモタード、2つの最新ストリートモデル
ガスガスの2つのニューモデル「ES700」「SM700」は基本コンポーネントを共有した兄弟車となる。スリムなクロモリ製トレリスフレーム、低重心な燃料タンクを内蔵する樹脂製サブフレームを採用、軽量な車体。EURO5規制をクリアしながら最高出力75PSを発揮し、スリッパークラッチも備えたパワフルな692.7cc水冷単気筒エンジンといった主要なメカニズムについては共通だ。
そして2種類のライドモードとABSモード、解除も可能なリーンアングルセンサー付きトラクションコントロールなどの電子制御デバイスも、いずれも最新スペックの高いパフォーマンスを発揮するもの。ポジションの自由度が高く、先鋭的なスタイリングも基本的に同じもの。
ガスガス「ES700」の特徴
「ES700」はガスガスのエンデューロモデルのノウハウを取り入れた、フロント21インチ・リア18インチのスポークホイールにオフロード向けのタイヤ、ストロークの長いWP製の前後サスペンションを組み合わせる。
本格的なオフロード走行を楽しめるだけでなく、オンロードでも快適で使い勝手の良い走りを実現したモデルに仕上がっている。
ガスガス「SM700」の特徴
一方「SM700」はモタードバージョンという位置付け。前後17インチのキャストホイールとハイグリップタイヤという全く別物の足回りを装着。
「ES700」ではオフロード走行のために使われていたハイパフォーマンスを、舗装路での豪快で俊敏な走りを味わうことができる方向に振り向けた存在だ。
「ES700」「SM700」はいずれも2022年7月に発売される予定。税込価格も両車共に158万円に設定されている。
【アンケート】 あなたはどちらのモデルが好きですか?
お好きなモデルをポチっとお選びください。投票後、集計結果をご覧いただけます。
投票ありがとうございました。
ガスガス「ES700」の主なスペック
ホイールベース | 1506mm(±15mm) |
シート高 | 935mm |
車両重量 | 約147.5kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストOHC単気筒 |
総排気量 | 692.7cc |
最高出力 | 75PS/8000rpm |
最大トルク | 73.5Nm/6500rpm |
燃料タンク容量 | 約13.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 90/90-21・140/80-18 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク -50 |
ガスガス「SM700」の主なスペック
ホイールベース | 1476mm(±15mm) |
シート高 | 898mm |
車両重量 | 約148.5kg(燃料除く) |
エンジン形式 | 水冷4ストOHC単気筒 |
総排気量 | 692.7cc |
最高出力 | 75PS/8000rpm |
最大トルク | 73.5Nm/6500rpm |
燃料タンク容量 | 約13.5L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・160/60ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ディスク・ディスク |
まとめ:小松信夫