この記事では、同企画内で「400クラス(251~400ccクラス)」にカテゴライズされる国内メーカーのバイクをまとめて紹介します。
YAMAHA SR400 Final Edition
Y-014(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
1978年のデビュー以来、空冷単気筒エンジンに、キックスタートのみというシンプルなメカニズムとクラシカルなデザインで唯一無二の存在として超ロングセラーとなったSR400。しかし2021年にその最後を飾るモデルとしてファイナルエディションをリリース。同時に特別カラー&装飾のリミテッドも1000台限定で販売された。
YAMAHA YZF-R3 ABS/YZF-R3 ABS WGP 60th Anniversary
Y-015(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
人気のYZF-R25をベースに、水冷並列ツインエンジンの排気量を320ccに拡大し、パワーアップを図ったYZF-R3。2019年のモデルチェンジでスタイリングをレーシーにリファイン。さらにメカニズムも倒立フロントフォークの採用などで進化し、その優れたハンドリングに磨きがかけられた。
現行モデルは2021年型で3色のラインアップだが、2022年6月にはロードレース世界選手権参戦60周年記念カラーがリリース。1980年のYZR500をモチーフとしたヤマハレーシング伝統のカラーリングのほか、WGP参戦60周年記念エンブレム、ゴールドカラーのホイール、イエローのリアサスペンションスプリングを採用している。
YAMAHA MT-03 ABS
Y-016(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
YZF-R25の排気量をアップしてYZF-R3が造られたように、R25をベースに生まれたネイキッド版・MT-25にも排気量拡大版のMT-03が登場。増大したパワーを活かした軽快で余裕のある走りが楽しめるモデルとなっている。
新型YZF-R3の登場と同時に、派生モデルであるMT-03も新型に進化。スタイリングは新型MT-25と同じLEDヘッドライトを採用することで実現された、印象的なフロントマスクが目立つアグレッシブなデザインに変更され、フロントには倒立フォークが採用された。現行は2021年モデルで、カラー&グラフィックに変更を受けた。
YAMAHA TRICITY300 ABS
Y-017(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
LMWテクノロジーによる高い安定感と自然なハンドリングを両立させた3輪スクーター。安定性としなやかな乗り心地を備えるフレームを採用、LMWアッカーマン・ジオメトリは素直な操縦性を実現。スイッチ操作で車両の自立をアシストするスタンディングアシスト機能も装備する。エンジンはEU向けのXMAX300用をベースとするBLUE COREユニットだ。
SUZUKI BURGMAN400 ABS
S-012(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
現在国内モデル唯一の400ccスクーター。大柄で安定感のあるボディと大径ホイールによる快適な乗り心地や、ヨーロッパ車的な洗練されたスタイリングが特徴。
2021年7月にマイナーチェンジされ、新たにトラクションコントロールを搭載。エンジンもツインプラグ化されて、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制にも対応した。
Kawasaki Ninja400/Ninja400 KRT EDITION
K-018(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ニンジャ250をベースとするミドルスーパースポーツ。車体の基本構造やレーシーなフルカウルは、ほぼ共通。軽量トレリスフレームに最高出力48PSを発揮する398cc水冷並列ツインエンジンを搭載、Φ41mmの大径フロントフォークやラジアルタイヤも装着しスポーツ性を高めている。2022年モデルは色変更され、KRTエディションは継続発売。
Kawasaki Z400
K-019(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
アグレッシブな「Sugomi」スタイリングと、アップライトなポジション設定が特徴のネイキッドスポーツ。ミドルスーパースポーツであるニンジャ400譲りの力強い400cc水冷並列ツインエンジンをニンジャ250をルーツとする軽量コンパクトなボディに搭載。2022年モデルでは新色追加とグラフィック変更で全2色の設定となった。