この記事では、同企画内で「50クラス(~50cc)」にカテゴライズされる、50ccモデルを紹介します。
Honda Super Cub 50
H-052(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ビジネスシーンはもとより、趣味性の高いアイテムとしても堅実な人気を維持するシティコミューター。
2017年にフルモデルチェンジを受け、伝統のスチール製バックボーンフレームに樹脂製外装を組合せた車体、LED採用の丸型ヘッドライト、環境性能を向上させた空冷単気筒エンジンを採用。自動円心クラッチ採用によりペダルを踏み込むだけで変速操作可能なクラッチレスの4速ミッションを搭載する。
6月には2022年モデルが発売され、マフラーガードがブラックカラーとなり、従来メッキ仕上げだったリアキャリアもブラックカラーに。車体色は、新色のグリントウェーブブルーメタリックを含む全3色のラインアップとなる。
Honda Super Cub 50 PRO
H-053(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
スーパーカブ50をベースに、配達業務に特化したプロ仕様。
大型のリアキャリアに、フロントバスケットを備え、フロントブレーキを手軽にロックできる前輪ブレーキロックバーを搭載。また、荷物積載時にも安定した停車を可能とする強化サイドスタンドも装備している。
2022年6月に仕様変更を受け、ベースモデルのスーパーカブ50同様マフラーガードがブラック仕上げとなった。カラーは「セイシェルナイトブルー」1色の設定となる。
Honda CROSS CUB 50
H-054(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ヘビーデューティ感あふれるヘッドライトガードを備え、軽快さを重視してレッグシールドを持たないスタイリングが特徴。
14インチの前後ホイールを採用し、シート高も740mmと低く設定されているのも魅力。また熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」をイメージしたカラーリングの「くまモンバージョン」もラインアップされている。両モデルともエンジンなどの基本コンポーネントはスーパーカブ50と共通。
2022年モデルではマフラーガードとリアキャリアがブラックカラーに。カラーバリエーションも一新され新色も登場している。くまモンバージョンは従来どおりに「グラファイトブラック」1色でレッドの差し色がアイポイントとなっている。
Honda Dunk
H-055(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
若者を中心とした年齢層の生活の道具として、2014年のデビュー以来長く支持されているベーシック・スクーター。
グローブボックス内アクセサリーソケットをはじめ、容量が大きいラゲッジボックス、フラット形状シートなど使い勝手は良好で、扱いやすく環境性能にも優れた水冷eSPエンジンによるキビキビした乗り味も魅力。
Honda TACT/TACT・BASIC
H-056(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
オーソドックスな50ccスクーターのタクトは、シンプルで落ち着きのあるフォルムに、燃費の良い水冷eSPエンジンを搭載。容量20Lのシート下収納スペースなど実用性も高い。
「ベーシック」はノーマルからシート高を15mm低く設定したバリエーションモデル。2022年モデルは、スタンダードが1色のみ、ベーシックは継続の1色を含め全5色の設定となった。
Honda GIORNO / GIORNO くまモンバージョン
H-057(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
お洒落で愛らしいデザインと取り回しやすい車体サイズが魅力の50ccスクーター。環境性能と力強いパワー特性を合わせ持つeSPエンジンを搭載し、アイドリングストップシステムを標準搭載。
2022年モデルではフロントエンブレムのデザインが統一され、色変更も行われ、全5色のラインアップとなり、くまモンバージョンも継続発売されている。
YAMAHA Vino
Y-033(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
丸みを帯びたフォルムとファッショナブルなカラーリングを組み合わせたレトロポップスタイルで長年人気を集めている50ccスクーター・ビーノ。
平成28年排出ガス規制適合の水冷4ストOHC単気筒49ccエンジンにはアイドリングストップ・システムを装備。後輪ブレーキを操作すると、前輪にもほどよく制動⼒を配分し、バランスよくブレーキングをサポートしてくれるブレーキシステムを搭載するなどビギナーにも優しい設計となっている。
シート下には約20リッター容量のトランクスペースがあり、インナーパネル左側には小物収納ボックスに加え12Vのアクセサリーソケットがあるなど装備も充実。4月に発売された2022年モデルでは2色のニューカラーを追加して、全6色のラインアップとなった。
YAMAHA JOG/JOG Deluxe
Y-034(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
スポーティなスタイルと、燃費や環境性能に優れた49cc水冷単気筒エンジンが特徴のベーシックなスクーター。容量約19Lのシート下収納スペースや、燃費を向上させるアイドリングストップシステムを搭載。
上級グレードの「デラックス」は、ダブルステッチを施した専用シートや、立体エンブレムなどを装備している。
YAMAHA E-Vino
Y-036(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
ビーノをベースにした電動スクーター。優れた出力制御によるスムーズな加速や極低速での扱いやすさ、着脱式バッテリーによる容易な充電など、コミューターとして高い完成度を備える。
シート下トランクスペースにバッテリーが配置され、予備のバッテリーを1本収納可能な空きスペースも設けられている。フロントポケットやコンビニフックなどもあり、ちょっとそこまでのお買い物に重宝する。満充電時の走行距離は29kmと発表されている。
2021年モデルで2015年のデビューから初となるカラー変更を受け、クリーンなイメージのホワイト、明るくアクティブなイエロー×ホワイトの2色が設定された。
SUZUKI Address V 50
S-024(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
スポーティなルックスが特徴の原付一種スクーター・アドレスV50は、優れた燃費を発揮する49ccの空冷単気筒SEPエンジン、変速特性の最適化で実現した力強い加速とコンパクトボディを活かした機動力、シート下収納スペース、フロントインナーラックなどで実現される優れた機能性が魅力。
コロナ禍による全世界的な原材料供給状況の変化を受け、2022年10月1日より価格改定が発表されている。
SUZUKI Let's
S-025(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
生活の道具としての使いやすさ、質の高さにこだわって開発された50ccスクーター。
シンプルで愛らしいスタイリングが目立つ軽量ボディに、フルフェイスヘルメットが横向きに収納できる大容量シート下収納スペースを装備。4.8Lという大きな燃料タンクは、好燃費の空冷SEPエンジンとの組み合わせで航続距離も長い。
アドレスV 50同様に、2022年10月1日からの価格改定がアナウンスされている。
SUZUKI Let's BASKET
S-026(ジャパンバイクオブザイヤー2022 投票番号)
25Lという大型フロントバスケットを装備し、買い物用途に特化した50ccスクーターであるレッツ・バスケットは、利便性の高さで定評のあるスタンダードなレッツをベースに、買い物に便利な前かごを装着。
前かごはロール式のシャッターを備えて荷物の飛び出しを防止。レッツが備えている大きなシート下収納などもそのまま継承しているので収納力は抜群だ。
他の原付一種モデルと同様に、2022年10月1日から価格改定される。