月刊『ヘリテイジ&レジェンズ』が各社の注目の新製品を紹介します。今回はノーブレスト「ナイトロレーシング Z900RSダウンチューブKIT」をピックアップ!

ノーブレスト「ナイトロレーシング Z900RSダウンチューブKIT」

このところ、Z900RS用パーツを毎月のようにリリース中のノーブレスト(おなじみACサンクチュアリーの母体会社だ)だが、同社のナイトロレーシング・ブランドからこのほど、“Z900RSダウンチューブKIT”が加わったので紹介しよう。

同KITはスチール製トレリスタイプのZ900RSのフレームを少しだけ補強すること、そして発売間近の大容量ラジエーターキット用マウントベースとして機能させることもテーマに開発された。特に前者で言う少しの補強とは、ガチガチにして本来の乗り味をスポイルするのではなく、シャキッとした乗り味を求めるもので、7N01材角パイプとA6063材削り出しのパーツを組み合わせ、最適な車体剛性を生み出す。

さらに左右で張り出しの違うエンジンに無駄なく沿わせ美しく見せる、ダウンチューブ部のレイアウトにも腐心させられたという。そしてその生産は精緻性を保つために、すべて社内で行われるというこだわりぶりなのだ。

まずはの販売はブラックからで、追ってシルバーも追加される予定という。

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画像1: ノーブレスト「ナイトロレーシング Z900RSダウンチューブKIT」

アッパー側のフレーム接続部をアップで。外側から眺められる肉抜き部分も剛性感を検討しながら決められたもの。カラーはブラックとシルバーが用意される。

画像2: ノーブレスト「ナイトロレーシング Z900RSダウンチューブKIT」

試作時のカット。エンジンにダウンチューブをいかに美しく沿わせるか、メンテナンスやスポーツライディング時の邪魔にならない場所はどこかを長期検討して、そのレイアウトを決定。結果、引き締まったその機能美が商品性すら高めて見える。

画像3: ノーブレスト「ナイトロレーシング Z900RSダウンチューブKIT」
画像4: ノーブレスト「ナイトロレーシング Z900RSダウンチューブKIT」

苦労したのはアンダー側マウントとのこと。純正マフラーやサイドスタンドのマウントから逃がしながら簡単に装着できる必要があり、下側マウントパーツは左右で異形の複雑な削り出し形状となった。

SPECIFICATION

メーカーノーブレスト
製品名Z900RSダウンチューブKIT
ブランドナイトロレーシング
対応車種カワサキZ900RS
素材7N01パイプ+A6063削り出し
カラーブラック、シルバー(後日発売)
税込価格13万8600円

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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