トライアンフが誇るアドベンチャー・タイガーシリーズの旗艦であるタイガー1200がフルモデルチェンジ。新型は「GT」、「ラリー」の2機種にそれぞれ「PRO」と「EXPLORER」の2グレードを用意。合計4モデルという多彩なラインアップで登場した。
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

トライアンフ「タイガー1200GT」「タイガー1200ラリー」ライディングポジション・足つき性

タイガー1200GT
シート高:850-870mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像1: トライアンフ「タイガー1200GT」「タイガー1200ラリー」ライディングポジション・足つき性

跨がるとそのスリムさと軽さが光る。椅子に座ったようにリラックスできる自然な姿勢で、ハンドル幅も過度に広くないのが好印象。大型のアドベンチャーモデルとしては特筆できるほど足つきもいい。


タイガー1200ラリー
シート高: 875-895mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

画像2: トライアンフ「タイガー1200GT」「タイガー1200ラリー」ライディングポジション・足つき性

サスが長いのとフロント21インチホイールの影響で足つきはGTより厳しいが、オフ系ビッグモデルの中では抜群に足つきがいい。立ち姿勢でのホールドもしやすく、大きな波状路で動揺するときはステップが中心で楽だった。

トライアンフ「タイガー1200GT」「タイガー1200ラリー」各部装備・ディテール解説

画像: フロント19インチ、リア18インチのキャストホイールを採用するGTの中核グレードがPRO。撮影車はオプションのボックス付き。

フロント19インチ、リア18インチのキャストホイールを採用するGTの中核グレードがPRO。撮影車はオプションのボックス付き。

画像: 各気筒ごとに90度捻れた構成の「Tプレーン」クランクを採用した新エンジン。豊かな低速トルクと高回転域での伸びを見事に両立。

各気筒ごとに90度捻れた構成の「Tプレーン」クランクを採用した新エンジン。豊かな低速トルクと高回転域での伸びを見事に両立。

画像: 出口をデュアルとした、長めだがスリムなサイレンサーを装備。軽さにこだわった新型タイガー1200らしい装備だ。

出口をデュアルとした、長めだがスリムなサイレンサーを装備。軽さにこだわった新型タイガー1200らしい装備だ。

画像: 独特のフロントマスクは横一文字のLEDヘッドライトが印象的。新型のデザイナーはKATANAでもおなじみ、R・フラスコーリ氏だ。

独特のフロントマスクは横一文字のLEDヘッドライトが印象的。新型のデザイナーはKATANAでもおなじみ、R・フラスコーリ氏だ。

画像: 【1200 GT】19インチキャストホイールに、ロードタイヤのメッツラーTOURANCEを装着。サスはショーワのセミアクティブタイプが標準装備。

【1200 GT】19インチキャストホイールに、ロードタイヤのメッツラーTOURANCEを装着。サスはショーワのセミアクティブタイプが標準装備。

画像: 【1200 GT】スイングアームは左右両側支持。独創のトライリンクを採用し、軽量化を果たしながら強度も向上させ、安定した走りに貢献。

【1200 GT】スイングアームは左右両側支持。独創のトライリンクを採用し、軽量化を果たしながら強度も向上させ、安定した走りに貢献。

画像: 【1200 RALLY】ショーワ製のセミアクティブサスを標準装備。ホイールは21インチのスポーク、タイヤはメッツラーのカルーストリートを履く。

【1200 RALLY】ショーワ製のセミアクティブサスを標準装備。ホイールは21インチのスポーク、タイヤはメッツラーのカルーストリートを履く。

画像: 【1200 RALLY】駆動方式はシャフト。スイングアームには独自のトライリンクも備わる。フェンダーはスイングアームマウント。

【1200 RALLY】駆動方式はシャフト。スイングアームには独自のトライリンクも備わる。フェンダーはスイングアームマウント。

画像: 大きな7インチのカラーTFTモニターを採用。ライディングモードはGTが全部で5種類、ラリーは6種類用意される。

大きな7インチのカラーTFTモニターを採用。ライディングモードはGTが全部で5種類、ラリーは6種類用意される。

画像: 工具不要で高さ調節ができるシートを標準装備。足着きを気にするライダーのためにローシートもオプション設定される。

工具不要で高さ調節ができるシートを標準装備。足着きを気にするライダーのためにローシートもオプション設定される。

画像: エクスプローラーのミラーは下部にLEDを装備。後方に接近車両があるとオレンジに光ってライダーに警告してくれる。

エクスプローラーのミラーは下部にLEDを装備。後方に接近車両があるとオレンジに光ってライダーに警告してくれる。

画像: エクスプローラーはコンチネンタル製のミリ波レーダーをテールに装備。後方のブラインドスポットを検知し、ライダーに警告する。

エクスプローラーはコンチネンタル製のミリ波レーダーをテールに装備。後方のブラインドスポットを検知し、ライダーに警告する。

画像: 42L容量のアルミトップボックスはオプションで税込6万7210円、各37L容量のパニアケースはステンレス製のマウント別で税込12万8920円。

42L容量のアルミトップボックスはオプションで税込6万7210円、各37L容量のパニアケースはステンレス製のマウント別で税込12万8920円。

トライアンフ「タイガー1200GTプロ」「タイガー1200GTエクスプローラー」主なスペック・価格

※《 》内はエクスプローラー

全幅×全高982×1497mm
ホイールベース1560mm
シート高850-870mm
車両重量245kg《255kg》
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量1160cc
ボア×ストローク90.0×60.7mm
圧縮比13.2
最高出力110.4kW(150PS)/9000rpm
最大トルク130N・m(≒13.25kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量20L《30L》
変速機形式6速リターン
キャスター角24.1゜
トレール量120mm
タイヤサイズ(前・後)120/70R19・150/70R18
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ282mmシングルディスク
メーカー希望小売価格(GTプロ)236万4000円~239万4000円(消費税10%込)
同上(GTエクスプローラー)254万9000円~259万4000円(消費税10%込)
画像: 【公式動画】New Tiger 1200 GT Pro | Features and Benefits www.youtube.com

【公式動画】New Tiger 1200 GT Pro | Features and Benefits

www.youtube.com
画像: 【公式動画】New Tiger 1200 GT Explorer | Features and Benefits www.youtube.com

【公式動画】New Tiger 1200 GT Explorer | Features and Benefits

www.youtube.com

トライアンフ「タイガー1200ラリープロ」「タイガー1200ラリーエクスプローラー」主なスペック・価格

※《 》内はエクスプローラー

全幅×全高982×1547mm
ホイールベース1560mm
シート高875-895mm
車両重量249kg《261kg》
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列3気筒
総排気量1160cc
ボア×ストローク90.0×60.7mm
圧縮比13.2
最高出力110.4kW(150PS)/9000rpm
最大トルク130N・m(≒13.25kgf・m)/7000rpm
燃料タンク容量20L《30L》
変速機形式6速リターン
キャスター角24.1゜
トレール量120mm
タイヤサイズ(前・後)120/70R19・150/70R18
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmダブルディスク・Φ282mmシングルディスク
メーカー希望小売価格(ラリープロ)251万9000円~256万4000円(消費税10%込)
同上(ラリーエクスプローラー)269万9000円~274万4000円(消費税10%込)
画像: 【公式動画】New Tiger 1200 Rally Pro | Features and Benefits www.youtube.com

【公式動画】New Tiger 1200 Rally Pro | Features and Benefits

www.youtube.com
画像: 【公式動画】New Tiger 1200 Rally Explorer | Features and Benefits www.youtube.com

【公式動画】New Tiger 1200 Rally Explorer | Features and Benefits

www.youtube.com

文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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