文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
スズキ「KATANA」ライディングポジション・足つき性
シート高:825mm
ライダーの身長・体重:176cm・68kg

上体が起きている楽なポジションだが、快適さを優先したというより、ハンドルを抑え込む戦闘的な使い方にも対応したもの。シートと車体がスリムなので、このクラスのスポーツバイクとしては足つきがかなりいい。
スズキ「KATANA」各部装備・ディテール解説

国内仕様は2色をラインアップし、海外モデルにはない、従来色のミスティックシルバーメタリックを継続販売する。

パワーは150PSを発揮。細かな改良によってエンジン性能は大きく向上し、アシスト&スリッパークラッチも装備された。

クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ、ダウンが行える、双方向クイックシフトシステムが標準装備される。

夜間走行時に見やすいバックライトを採用。SDMSは3段階、トラクションコントロールは5段階から選択可能。

倒立フォークはアウターチューブの色がゴールドに変更された。新色のブルーのみホイールがゴールドになっている。

湾曲したスイングアームは、GSX-Rに採用されているものと同タイプ。フレームはベースのGSX-S1000と共通だ。

日本刀をイメージした、タンクからアッパーカウルにかけての美しいラインは健在。新色のマットブルーで、印象も新鮮なものに。

使いやすさを追求したハンドルスイッチ。モード選択などの際に使用する、大きなシーソースイッチが印象的。

スロットルは電子制御タイプを新たに採用。右側スイッチボックスにはキルスイッチをはじめ、始動やハザードボタンを装備。

往年のカタナのエッセンスを取り入れたデザインのシート。ホールド性に優れ、表皮も滑りにくい。タンデムシートは非常に小ぶり。

テールカウルがコンパクトなため、シート下のスペースはバッテリーやリレー類が詰まっていて、かなり手狭だ。

テール周りの美しさを優先して、ナンバーとリアウインカーはスイングアームマウント。ウインカーは前後ともLEDだ。
スズキ「KATANA」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2130×820×1100mm |
ホイールベース | 1460mm |
最低地上高 | 140mm |
シート高 | 825mm |
車両重量 | 215kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 998cc |
ボア×ストローク | 73.4×59.0mm |
圧縮比 | 12.2 |
最高出力 | 110kW(150PS)/11000rpm |
最大トルク | 105N・m(10.7kgf・m)/9250rpm |
燃料タンク容量 | 12L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜ |
トレール量 | 100mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C(58W)・190/50ZR17M/C(73W) |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 160万6000円(消費税10%込) |
文:宮崎敬一郎、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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