文:石神邦比古/写真:南 孝幸、石神邦比古
ヤマハ「ビーノ」便利な機能
電源ソケットを標準装備
グローブボックス内に12Vのアクセサリーソケットを標準装備。カーチャージャーを用意すればスマートフォンなどの電子機器を充電することができる。
通勤などのちょっとした移動の際に使うことは少ないかもしれないが、ちょっと遠くへ足をのばす際にはとても便利な装備だ。
ただ、フタ付きのグローブボックスには充電ケーブルを通す穴がないため、充電中スマホはボックスの中に収納することになる。今回はiPhone 11、iPhone 12 proを充電するのに使用したが、サイズが割とギリギリだった。これ以上の大きさのもの、大型のハードケースを装着したものは収まらない場合があるかもしれない。
フロントインナーボックス
グローブボックスの反対側に用意されたインナーボックスは500mlペットボトルが収まる容量があり、大きめのライダースウォレットもすっぽり収まった。
駐輪場の清算ゲートでグローブを外して入れたり、財布を入れたり、その他、飲み物やスマホを入れたりと、何かと物を放り込めるのでかなり重宝した。
折り畳み式大型フック
シート下スペースがあるから、通常の買い物時などでは容量にはさほど困らない。けれど、シート下スペースはどうしてもエンジンの熱で温まってしまうため、熱に弱いものや冷凍食品なんかはなるべく避けたいところ。
そこで威力を発揮したのが折り畳み式のフック。大き目に設計されているので持ち手の太いトートバッグなども掛けることができ、リング状なので外れる心配も少ない。
単純に運べる荷物量の増加という点でみても頼りになる装備だ。
後輪ブレーキロックレバー
存外助けられる機会が多かったのが左のブレーキレバーに備え付けられた後輪ブレーキロックレバー。
初めて走る場所なんかでルートを確認しようと路肩に停車した時、道に傾斜があるとオートマチック車のビーノは一度降りてセンタースタンドを立てなければブレーキレバーから両手が離せない。
しかし、このレバーで後輪にロックを掛ければハンドルから手が離せるようになるので、かなり頻繁に使った記憶がある。
ビーノは純正オプションでサイドスタンドが取り付けられるため、そちらを利用する際には駐停車時にブレーキロックをかけておくことで万一の横転リスクを減らせるだろう。
ヤマハ「ビーノ」カラーバリエーション
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ヤマハ「ビーノ」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 1650×670×1015mm |
ホイールベース | 1180mm |
最低地上高 | 105mm |
シート高 | 720mm |
車両重量 | 81kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC2バルブ単気筒 |
総排気量 | 49cc |
ボア×ストローク | 39.5×40.2mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 3.3kW(4.5PS)/8000rpm |
最大トルク | 4.1N・m(0.42kgf・m)/6000rpm |
燃料タンク容量 | 4.5L |
変速機形式 | Vベルト式無段変速 |
キャスター角 | 26°30′ |
トレール量 | 76mmmm |
タイヤサイズ(前・後) | 80/100-10 46J・80/100-10 46J |
ブレーキ形式(前・後) | 機械式ドラム・機械式ドラム(コンビブレーキ) |
メーカー希望小売価格 | 20万3500円(消費税10%込) |
文:石神邦比古/写真:南 孝幸、石神邦比古