まとめ:RIDE編集部
ヤマハ「SRV250」「SRV250 ルネッサ」
SR的だけどV型搭載のSRV、イタリアンカフェレーサーがルネッサ
当時、90年代といえば、アメリカンブームがあり、その中で2大人気車種はスティードとビラーゴ。そのビラーゴのエンジンを搭載してレトロなデザインのモデルに仕上げられたのがSRV250。さらにそれをイタリアンカフェレーサー仕上げとしたのが、ルネッサだ。
SRの兄弟かというと少し違うんだけど、ものすごく離れているかと言われるとそんなことはないこの2車種。長期販売を目指していたのでその名前は重要だったんでしょうが、残念なことに販売台数は思ったよりも伸びず90年代のうちに生産終了となった。
スズキ「SW-1」
当時としては高額だった生まれた時代を間違えたレトロ名車
1991年の東京モーターショーで参考出品し、好評を博したマシン……だったのだが、前年に発売された250カタナでも新車価格56万5000円だったのが、このSW-1はなんと68万8000円! さすがにその価格で勝負するのは難しくセールス的には成功できなかった。
とはいえ、この年のグッドデザイン賞を受賞しているだけあって、そのスタイルは今見ても斬新。生みだされる時代が早かったと言われるモデルの代表格。中古市場では数が売れてないから希少性もあって高値安定。
ホンダ「GB250クラブマン」「CB223S」
ホンダは250でも性能にフリがち
GB3兄弟でダントツで人気だったのが250。ブリティッシュな香りのするデザインにスリムな車体、空冷DOHC単気筒エンジンが軽快で扱いやすく1997年まで販売されたほど。
一方、CB223Sはストリートがビッグスクーターで埋め尽くされた後の2008年にFTR223をベースに作られた軽快なロードスポーツ。他メーカーの250クラスと比べても完成度が高いオートバイだったが、こういうモデルを2本サスで作れないのがホンダっぽい。
スズキ「ボルティー」「ST250」
スズキはどこか丸みのあるデザインが好きらしい
スズキの優秀な250単気筒エンジンを搭載したボルティーとST250。ある意味、先代と後継のような関係で、どちらも女性人気が高いモデルだったので、中古市場に出回っている車体がキレイなものが多かった。取り立てて人気車ではなかったものの、最近のシングル人気でST250は高騰中。
カワサキ「エストレヤ」
25年のロングセラーモデル、男女問わず人気が高かった
カワサキならではのメグロSGを彷彿させるデザインで男女問わず人気が高かったエストレヤ。初登場の1992年から、途中FI化などを経て、2017年までの25年間というロングセラーモデルだった。
画像のファイナルモデルは、650RS(W3)イメージのカラーリングで、エンブレムやデカールなどディテールも専用のもの。こういうのを作るのがカワサキは昔から上手。ホンダがGBを復活させたように、カワサキがエストレヤを復活させたらこの市場は間違いなく盛り上がるはず。
まとめ:RIDE編集部