文:山口銀次郎/写真:柴田直行
ホンダ「PCX160」足つき性・ライディングポジション
シート高:764mm
ライダーの身長・体重:177cm・82kg(太もも太め)
シートエンドに腰を押し付けたままでの足着きは、両足踵が軽く浮く感じ。シート幅が狭まった前部に腰掛けて足を出すと、両足踵までベッタリ。シート前後で高さは自体は変わらないが、シート幅で足着き性が大きく変化。
ホンダ「PCX160」各部装備・ディテール解説
フェイスデザイン
ハイ&ロービームが並ぶヘッドライトから、左右に伸びる一体型のクリアレンズ内に導光ランプを使用したポジションランプと、その上にウインカーランプを配置する。スクリーンは、125同様にスモークタイプのショートスクリーンを採用。
メーター
センターの液晶モニターを両サイドには、インジケーターランプや左右独立した導光タイプのウインカー作動ランプを配置。センターの多機能パネルは、モノクロ液晶モニターとなり、5段階で明るさが調整できる。燃費計は「km/L」と「L/100km」の二つの単位からセレクト可能。
エンジン
4バルブ化され出力向上と環境性能向上を図ったeSP+エンジンに、任意で切り替え可能な、アイドリングストップシステムを採用している。最高出力は15.8PS/8500rpm。最大トルクは1.5kgf・m/6500rpm。
フロント 足まわり
フロントホイールは、意匠に凝った5本スポークキャストホイールを採用。ディスクブレーキの組み合わせフロントブレーキは、2片押しポッドキャリパーを採用しABSを装備する。
リア 足まわり
十分なストローク量を確保するリアショックはツインタイプで、落ち着いた乗り心地に貢献する。リアブレーキは、Φ220mmディスクブレーキを採用。
給油口
センターフレーム上に配置されたフューエルリッドは、イグニッションスイッチ脇のボタンで解鍵操作が可能。給油時にフリーとなる燃料キャップは、フューエルリッド内側に収まるデザインとなっている。
フロントインナーボックス
フロントカバーインナー左側には500mmペットボトルの収納も可能なグローブボックスを配置。奥には使い勝手の良いType-C/USBソケットを設ける。
ステップボード・タンデムステップ
フロントせり上がり部分も使用出来るステップボードは、余裕ある前後長を確保。タンデムステップは、ボディデザインに合わせた三角型のプレートタイプとなる。
シート
シート開閉に際して、ダンパースプリングのお陰で、軽いチカラで途中まで開くとともに、不意をついて急に閉まることもない。シェイプにメリハリの効いたシートは、快適性と操作性を兼ね備えた形状となっている。スタイリッシュなキャリアは、タンデムライダーが握るのに適した形状となっている。
シート下収納スペース
シート下ラゲッジスペースは容量30Lを確保。ヘルメットもものにより入る。
テールランプ
ストップランプとテールランプをX型に配置し、その左右にウインカーを、そしてクリアレンズで全体的に覆うカタチとなる。
ホンダ「PCX160」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 1935×740×1105mm |
ホイールベース | 1315mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 764mm |
車両重量 | 132kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 156cc |
ボア×ストローク | 60.0×55.5mm |
圧縮比 | 12.0 |
最高出力 | 12kW(15.8PS)/8500rpm |
最大トルク | 15N・m(1.5kgf・m)/6500rpm |
燃料タンク容量 | 8.1L |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70-14M/C 50P・130/70-13M/C 63P |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 40万7000円(消費税10%込) |
文:山口銀次郎/写真:柴田直行