世界中にファンの多いオートマチックスポーツ、TMAX560の2022年モデルが国内でも発売された。 TMAXの「原点」である優れたフットワークを追求して足回りを一新。各種先進装備も充実させている。果たして、その走りっぷりはどう変わったのか?
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

ヤマハ新型「TMAX560 ABS」ライディングポジション・足つき性

シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像: ヤマハ新型「TMAX560 ABS」ライディングポジション・足つき性

シート高800mmと数値的には低いが、通常のスポーツモデルよりも座面幅が広いため足着き性は厳しく、身長176cmの僕だとカカトが浮く。ライディングポジションはアップライトで、着座位置と足の置き場の自由度も高い。

ヤマハ新型「TMAX560 ABS」各部装備・ディテール解説

画像: ボディサイドに大きく陣取る、ブーメラン型のフレームカバーは「MAXシリーズ」に代々受け継がれるアイコニックなアイテム。

ボディサイドに大きく陣取る、ブーメラン型のフレームカバーは「MAXシリーズ」に代々受け継がれるアイコニックなアイテム。

画像: 細身でシャープな2眼ヘッドライトの下に大きなインテークを配した、スポーツムード満点のフロントフェイス。

細身でシャープな2眼ヘッドライトの下に大きなインテークを配した、スポーツムード満点のフロントフェイス。

画像: 561ccのパラレルツインエンジンは、電子制御スロットル・YCC-Tの採用でライダーの意思に忠実なレスポンスを実現。

561ccのパラレルツインエンジンは、電子制御スロットル・YCC-Tの採用でライダーの意思に忠実なレスポンスを実現。

画像: 倒立フォークにラジアルマウントの4ポットキャリパーと足回りも豪華。今回タイヤがブリヂストン製の専用品・バトラックスSC2となった。

倒立フォークにラジアルマウントの4ポットキャリパーと足回りも豪華。今回タイヤがブリヂストン製の専用品・バトラックスSC2となった。

画像: 今回のハイライトが足回り・ばね下重量の低減。前後ホイールに、鍛造に匹敵する強度を誇るスピンフォージドホイールを採用した。

今回のハイライトが足回り・ばね下重量の低減。前後ホイールに、鍛造に匹敵する強度を誇るスピンフォージドホイールを採用した。

画像: ホールド性に優れたシートは、工具不要で3段階に調整が可能なバックレストを標準装備。好みに応じたポジション調整が可能だ。

ホールド性に優れたシートは、工具不要で3段階に調整が可能なバックレストを標準装備。好みに応じたポジション調整が可能だ。

画像: シート下のトランクスペースはさほど大きくはないものの、フルフェイスヘルメットをしっかり1個収納することが可能。

シート下のトランクスペースはさほど大きくはないものの、フルフェイスヘルメットをしっかり1個収納することが可能。

画像: TMAXの「T」をイメージさせる形状のLEDテールランプを採用。一見すると、まるでスポーツバイクのようなテールデザインだ。

TMAXの「T」をイメージさせる形状のLEDテールランプを採用。一見すると、まるでスポーツバイクのようなテールデザインだ。

画像: 電源ON/OFF、ステアリングロック、シートオープンの操作が可能なセンタースイッチとスマートキーシステムを採用。

電源ON/OFF、ステアリングロック、シートオープンの操作が可能なセンタースイッチとスマートキーシステムを採用。

画像: 右サイドのポケットにはアクセサリー電源を装備。スマートフォンを収納するための間仕切りも付いている。

右サイドのポケットにはアクセサリー電源を装備。スマートフォンを収納するための間仕切りも付いている。


スマホリンクも可能な大型TFTメーターを導入!

7インチの大型カラーTFTメーターを採用。専用の有償アプリ「Garmin Motorize」をインストールし、右側フロントトランク内に装備しているUSBソケットと接続すれば、ナビゲーション画面のメーター表示もできる。

画像: タコメーターの表示パターンは3種類。これはゲージが大きく見やすいパターン。

タコメーターの表示パターンは3種類。これはゲージが大きく見やすいパターン。

画像: タコメーターの数字をゲージ内側に配し、ゲージを大きく見せるデザイン。

タコメーターの数字をゲージ内側に配し、ゲージを大きく見せるデザイン。

画像: ゲージの目盛りを減らし、スッキリした仕様。ライディングモードは2種類。

ゲージの目盛りを減らし、スッキリした仕様。ライディングモードは2種類。

ヤマハ新型「TMAX560 ABS」公式動画

画像: ヤマハ発動機 TMAX2022年モデル 開発・デザインコンセプト www.youtube.com

ヤマハ発動機 TMAX2022年モデル 開発・デザインコンセプト

www.youtube.com
画像: 2022 Yamaha TMAX and TMAX Tech MAX - Straight to the MAX www.youtube.com

2022 Yamaha TMAX and TMAX Tech MAX - Straight to the MAX

www.youtube.com

ヤマハ新型「TMAX560 ABS」主なスペック・価格

※《 》内はTMAX560 TECH MAX

全長×全幅×全高2195×780×1415mm
ホイールベース1575mm
最低地上高135mm
シート高800mm
車両重量218《220》kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量561cc
ボア×ストローク70.0×73.0mm
圧縮比10.9
最高出力35kW(48PS)/7500rpm
最大トルク56N・m(5.7kgf・m)/5250rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式Vベルト式無段変速
キャスター角26゜
トレール量98mm
タイヤサイズ(前・後)120/70R15M/C 56H(チューブレス)・160/60R15M/C 67H(チューブレス)
ブレーキ形式(前・後)Φ267mmダブルディスク・Φ282mmシングルディスク
メーカー希望小売価格136万4000円《155万1000円》(税込)

文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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