文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ヤマハ新型「TMAX560 ABS」ライディングポジション・足つき性
シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

シート高800mmと数値的には低いが、通常のスポーツモデルよりも座面幅が広いため足着き性は厳しく、身長176cmの僕だとカカトが浮く。ライディングポジションはアップライトで、着座位置と足の置き場の自由度も高い。
ヤマハ新型「TMAX560 ABS」各部装備・ディテール解説

ボディサイドに大きく陣取る、ブーメラン型のフレームカバーは「MAXシリーズ」に代々受け継がれるアイコニックなアイテム。

細身でシャープな2眼ヘッドライトの下に大きなインテークを配した、スポーツムード満点のフロントフェイス。

561ccのパラレルツインエンジンは、電子制御スロットル・YCC-Tの採用でライダーの意思に忠実なレスポンスを実現。

倒立フォークにラジアルマウントの4ポットキャリパーと足回りも豪華。今回タイヤがブリヂストン製の専用品・バトラックスSC2となった。

今回のハイライトが足回り・ばね下重量の低減。前後ホイールに、鍛造に匹敵する強度を誇るスピンフォージドホイールを採用した。

ホールド性に優れたシートは、工具不要で3段階に調整が可能なバックレストを標準装備。好みに応じたポジション調整が可能だ。

シート下のトランクスペースはさほど大きくはないものの、フルフェイスヘルメットをしっかり1個収納することが可能。

TMAXの「T」をイメージさせる形状のLEDテールランプを採用。一見すると、まるでスポーツバイクのようなテールデザインだ。

電源ON/OFF、ステアリングロック、シートオープンの操作が可能なセンタースイッチとスマートキーシステムを採用。

右サイドのポケットにはアクセサリー電源を装備。スマートフォンを収納するための間仕切りも付いている。
スマホリンクも可能な大型TFTメーターを導入!
7インチの大型カラーTFTメーターを採用。専用の有償アプリ「Garmin Motorize」をインストールし、右側フロントトランク内に装備しているUSBソケットと接続すれば、ナビゲーション画面のメーター表示もできる。

タコメーターの表示パターンは3種類。これはゲージが大きく見やすいパターン。

タコメーターの数字をゲージ内側に配し、ゲージを大きく見せるデザイン。

ゲージの目盛りを減らし、スッキリした仕様。ライディングモードは2種類。
ヤマハ新型「TMAX560 ABS」公式動画
ヤマハ発動機 TMAX2022年モデル 開発・デザインコンセプト
www.youtube.com2022 Yamaha TMAX and TMAX Tech MAX - Straight to the MAX
www.youtube.comヤマハ新型「TMAX560 ABS」主なスペック・価格
※《 》内はTMAX560 TECH MAX
全長×全幅×全高 | 2195×780×1415mm |
ホイールベース | 1575mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 218《220》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 561cc |
ボア×ストローク | 70.0×73.0mm |
圧縮比 | 10.9 |
最高出力 | 35kW(48PS)/7500rpm |
最大トルク | 56N・m(5.7kgf・m)/5250rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | Vベルト式無段変速 |
キャスター角 | 26゜ |
トレール量 | 98mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70R15M/C 56H(チューブレス)・160/60R15M/C 67H(チューブレス) |
ブレーキ形式(前・後) | Φ267mmダブルディスク・Φ282mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 136万4000円《155万1000円》(税込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸