ドッペルギャンガー「ツーリングハーフカバー」の特徴
キャンプや泊まりがけのツーリングならこれ一択!
ツーリング先の宿やキャンプサイトなど、屋根のない場所にオートバイを停めたときに気になるのが夜露や樹液、鳥の糞の附着。アウトドア派の知人は「テント用のフライシートを被せておけば安心だけど、車体にうまく被せるのが面倒だ」と言う。
その面倒さを解消するのがドッペルギャンガーのハーフカバー。製品名のとおり、車体の上半分をカバーする製品。付属の収納袋に入れると直径約10cm×長さ約30cmの筒形になり、重量も440gに抑えられているから持ち運びが楽。さらにカバー後部の幅に余裕を持たせ、パニアケース(サイドバッグ)装着車にも被せられるように配慮されている。
雨に対しては撥水加工頼りだが、ツーリング先での一時使用には充分な保護性能ではないだろうか。
ドッペルギャンガー「ツーリングハーフカバー」テスト&レポート
ニンジャ1000に被せるとフロントフェンダーまで余裕でカバーできたが、さすがに大柄なアフリカツインではパツパツに張ってしまう。撮影時はフェンダー下側にベルトをまわして固定したが、実用上はこれでも問題なし。付属の延長ベルトをフレームやステップ回りに引っかければ飛散の心配もない。ポリエステル素材は薄くて軽いことがメリットだが、熱に弱いので、エンジン、マフラーが冷めてから被せること。
防水性能は生地表面の撥水加工によって得ているので、1シーズンに一度くらいは撥水スプレーを吹いてメンテナンスする必要がありそう。簡易的なカバーとはいえ、「雨ざらし」との差は想像以上に大きく、他のカバーと組み合わせてインナーカバーとして使う方法もある。
文:太田安治/写真:南 孝幸/モデル:平嶋夏海