文:中村浩史/写真:森 浩輔
アプリリア「SX125」ライディングポジション・足つき性
シート高:880mm
ライダーの身長・体重:178cm・80kg

シート高は880mm。数字的にはかなり高いものの、軽量な車体でシート幅が狭く、サスも1Gの沈み込みがあるため、身長165cm前後のライダーなら不安に思うことはなさそう。

アプリリア「SX125」各部装備・ディテール解説

125ccリミットの15PSを発揮する水冷DOHC4バルブ単気筒。

パワー特性は高回転型で、低回転域の非力さがかえってパワーの盛り上がりを演出している。同系エンジンを搭載するロードモデル125RS4は現在、日本では発売されていない。
前後サスペンションのハイグレードさがSX125最大の特徴。フォークはストロークのある分、フルブレーキでもリアホイールのアンチリフト機構が採用される。ABSはフロントのみ装備。

ホイールトラベル210mmを確保するリンク付きリアサスペンションとスチールスイングアームの組み合わせ。リアホイールは3.50サイズの17インチ。

ホイールトラベル240mmのフロントフォークは、インナーチューブ径Φ41mm。ブレーキは2ピストンキャリパー+300mmローター。ホイールは前後17インチ。

ドリブンスプロケットは69丁と大きく、ドライブは13丁で、ファイナルレシオはRXと同様。ABSは前輪のみに装備、リアブレーキはΦ220mmローター。

ライトカウル、アップフロントフェンダーの組み合わせは、戦闘的でアグレッシブ。ヘッドライト、ウインカーはバルブ式で、ブレーキランプはLED。

デジタルメーターは最小限の表示項目。タコメーターはなく、時計と水温、オド&ツイントリップに、最高速度メモリーを切り替えで表示できる。

マグネット式タンクバッグ使用不可のタンク容量は6.2L。今回の実測燃費は約28km/Lで航続距離は約160km。キャップはキーロック付きの取り外し式。

シート後方のキーロックで取り外せるロングシート。

シートレールにフレームを渡してシート高を上げることで、グラブバーとしても使える。
アプリリア「SX125」主なスペック・価格
全長×全幅×全高 | 2075×820×1140mm |
シート高 | 880mm |
車両重量 | 134kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 |
総排気量 | 124.2cc |
ボア×ストローク | 58×47mm |
最高出力 | 11kW(15HP)/10000rpm |
最大トルク | 11.2N・m/8000rpm |
燃料タンク容量 | 6.2L |
変速機形式 | 6速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 100/80-17・130/70-17 |
ブレーキ形式(前・後) | Φ300mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク |
製造国 | 中国 |
メーカー希望小売価格 | 45万1000円(税込) |
文:中村浩史/写真:森 浩輔