【モデルチェンジ】スズキ「Vストローム1050」の特徴
スタンダードモデルは完成度をアップ
今回発表された新しい「Vストローム1050」の改良点は、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップとダウンができる双方向クイックシフトシステムを採用したのをはじめ、電子制御システム S.I.R.S(スズキインテリジェント ライドシステム)の機能を見直して、クルーズコントロールシステムで設定可能な速度域やギヤポジションを広げるなど、これまで以上に多様な走行状況に対応可能としたこと。
さらに、S.I.R.Sの機能設定にも使われる様々な情報を表示可能な5インチサイズの大型カラーTFT液晶メーターも新たに採用され、長距離ツーリングなどで求められる使い勝手の良さや利便性を大きく向上させている。
【ニューモデル】スズキ「Vストローム1050DE」の特徴
オフロード適性を高めた新バリエーションが登場
新たに追加された「Vストローム1050DE」は、ダートなど未舗装路の走行も想定した長距離ツーリングに向けたモデル。トラクションコントロールシステムには未舗装路向けのGモードを設定。合わせてリアブレーキのABS解除モードも用意するなど、未舗装路での扱いやすさを狙った機能を備える。
ホイールは従来の「Vストローム1050XT」と同様にオフロード向けのワイヤースポークホイールだが、これまでの19インチから21インチに大径化され、タイヤもセミブロックパターンのものを装着してさらにオフロード適性を高めた。
またスタンダードモデルより左右に20mmずつ幅を広げ、衝撃吸収性能を向上させたハンドルバーも装着。アクセサリーバーやエンジン下部を保護するアルミ製エンジンプロテクターも標準装備。
この新しい「Vストローム1050」と「Vストローム1050DE」、2023年1月からヨーロッパ、北米を皮切りに全世界で順次販売を開始する予定だという。
スズキ「Vストローム1050」「Vストローム1050DE」の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2265×940×1515(2390×960×1505)mm |
ホイールベース | 1555(1595)mm |
シート高 | 855(880)mm |
車両重量 | 242(252)kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型2気筒 |
総排気量 | 1036cc |
ボア×ストローク | 100×66mm |
圧縮比 | 11.5 |
燃料タンク容量 | 20L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25°40’(27° 30’) |
トレール | 110(126)mm |
タイヤサイズ(前・後) | 100/80R19(90/90-21)・150/70ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・ディスク |
※()内はDE |
スズキ「Vストローム1050」「Vストローム1050DE」の公式動画
まとめ:小松信夫