車検はあるけれど普通自動二輪免許で運転できるこのクラスのバイクはいまも昔も人気だ。現在では海外市場をメインターゲットとした300cc~350ccの排気量帯のモデルも増えてきている。月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2022」(400クラス)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第1位

ホンダ「CB400 スーパーフォア」

画像: Honda CB400 SUPER FOUR 総排気量:399cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:755mm 車両重量:201kg 税込価格 レッド、ブルー:92万8400円 ブラック:88万4400円

Honda CB400 SUPER FOUR

総排気量:399cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:755mm
車両重量:201kg

税込価格
レッド、ブルー:92万8400円
ブラック:88万4400円

たくさんのライダーを育ててくれた名機!

見事1位となったのはホンダの名機CB400SFだ。400クラスで2年連続での戴冠となる。

バランスの良いスタンダードスポーツとして、30年に渡りクラスのベストセラーであり続けたモデルだけに、現在でも数多くのライダーが乗り続けているのに加えて、過去に所有経験のある人も多く、さらに免許を取る時に教習車としてお世話になったり…と、CB400スーパーフォアは長い間、日本のライダーにとって常に身近で親しみやすい存在であり続けてきた。

それだけに、生産終了で歴史に幕が降ろされるというニュースの衝撃は大きく、人気がある上に注目度も急速に高まった結果、2位に3倍近いポイントを集めるという大差でのトップに繋がったと言えるだろう。

画像: 力強い伝統的ネイキッドスタイルに現代的ディテールを融合させた、シリーズ最高峰であるCB1300から受け継がれたバランスの良い佇まい。

力強い伝統的ネイキッドスタイルに現代的ディテールを融合させた、シリーズ最高峰であるCB1300から受け継がれたバランスの良い佇まい。

画像: 熟成を重ね、ハイパーVTEC Revo機構も備える399cc水冷直4は最高出力56PS。低速域から高速域まで力強くスムーズな走りを支える。

熟成を重ね、ハイパーVTEC Revo機構も備える399cc水冷直4は最高出力56PS。低速域から高速域まで力強くスムーズな走りを支える。

画像: オーソドックスなネイキッドスタイルらしい丸型ヘッドライトであるが、その中身は明るく視認性・被視認性が良好なLEDが採用されている。

オーソドックスなネイキッドスタイルらしい丸型ヘッドライトであるが、その中身は明るく視認性・被視認性が良好なLEDが採用されている。

画像: アナログ表示で伝統的スタイルの二眼メーター。文字盤は視認性の良い自発光タイプで、中央には各種情報を表示する大型液晶パネルを装備。

アナログ表示で伝統的スタイルの二眼メーター。文字盤は視認性の良い自発光タイプで、中央には各種情報を表示する大型液晶パネルを装備。

画像: スタイリングを特徴付けるシャープで力強い形状の燃料タンク。容量は18Lを確保していて、ロングツーリングにも対応できる十分な航続距離を確保。

スタイリングを特徴付けるシャープで力強い形状の燃料タンク。容量は18Lを確保していて、ロングツーリングにも対応できる十分な航続距離を確保。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2080×745×1080mm
ホイールベース1410mm
最低地上高130mm
シート高755mm
車両重量201kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量399cc
ボア×ストローク55.0×42.0mm
圧縮比11.3
最高出力41kW(56PS)/11000rpm
最大トルク39N・m(4.0kgf・m)/9500rpm
燃料タンク容量18L
変速機形式6速リターン
キャスター角25゜ 5′
トレール量90mm
タイヤサイズ(前・後)120/60ZR17M/C(55W)・160/60ZR17M/C(69W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
メーカー希望小売価格
キャンディークロモスフィアレッド
アトモスフィアブルーメタリック
92万8400万円(消費税10%込)
ダークネスブラックメタリック88万4400万円(消費税10%込)

まとめ

画像: まとめ

たゆまぬ進化を重ねて、今も輝きは色褪せない

CB400スーパーフォアは、まさしく2022年のバイク・オブ・ザ・イヤーの主役だと言っていいだろう。今回はラストイヤーということもあって獲得票を伸ばし、主戦場である400クラスでは2位に3倍近い差をつけてランキング首位を守った。

初代登場から30年という歴史を持つスーパーフォアが、時代を超えてたくさんのライダーに愛され続けてきたのは「変化ではなく進化」を続けてきたからだろう。

オーナーでなくても、ひと目でCBと分かるアイコニックなフォルムや、ハイパーVTECを活かした爽快なパワーフィール、4気筒車なのに抜群の足着き性を確保するなど、ユーザーを大切にし、熟成を重ねてきたホンダの想いは、CBのあらゆるところに結実している。最後まで「ベスト・オブ・ヨンヒャク」であり続けたCBに、改めて拍手を送りたい。

ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2022 
400クラスBEST10

順位メーカー車名POINT
1HondaCB400 SUPER FOUR7756
2YAMAHASR4002878
3HondaGB3502303
4HondaCB400 SUPER BOL D'OR1878
5KawasakiNinja4001425
6HondaGB350 S1303
7Honda400X1151
7HondaCBR400R1151
9YAMAHATRICITY300999
10YAMAHAYZF-R3637

まとめ:オートバイ編集部

※このランキングは、月刊『オートバイ』2022年10月号で発表したものになります(投票期間は2022年6月1日~7月31日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

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