車検はあるけれど普通自動二輪免許で運転できるこのクラスのバイクはいまも昔も人気だ。現在では海外市場をメインターゲットとした300cc~350ccの排気量帯のモデルも増えてきている。月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2022」(400クラス)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

諸元の並び順
 
●エンジン形式 ●総排気量 ●最高出力 ●最大トルク ●車両重量 ●シート高 ●燃料タンク容量 ●タイヤサイズ前・後

第10位

ヤマハ「YZF-R3 ABS」

画像: YAMAHA YZF-R3 ABS ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●320cc●42PS/10750rpm●3.0kgf-m/9000rpm●170kg●780mm●14L●110/70R17・140/70R17 税込価格:68万7500円

YAMAHA YZF-R3 ABS

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●320cc●42PS/10750rpm●3.0kgf-m/9000rpm●170kg●780mm●14L●110/70R17・140/70R17

税込価格:68万7500円

320㏄の排気量が生む優しさと楽しさ

2021年の400クラスでは8位だったYZF-R3。2022年はややランクダウンはしたものの、トップ10をキープ。YZF-R25と共通のコンパクトで軽快な車体に、排気量を320ccに拡大してパワーアップしたエンジンを搭載。プラスαのパワーを活かした、ストレスのない自在な走りとYZF-R25譲りの軽快なハンドリングで根強い人気を誇る。

第9位

ヤマハ「トリシティ300 ABS」

画像: YAMAHA TRICITY 300 ABS ●水冷4ストSOHC4バルブ単気筒●292cc●29PS/7250rpm●3.0kgf-m/5750rpm●237kg●795mm●13L●120/70-14・140/70-14 税込価格:95万7000円

YAMAHA TRICITY 300 ABS

●水冷4ストSOHC4バルブ単気筒●292cc●29PS/7250rpm●3.0kgf-m/5750rpm●237kg●795mm●13L●120/70-14・140/70-14

税込価格:95万7000円

サイズも走りもゆとりのLMW

3輪レイアウトにLMW機構を組み合わせたトリシティ・シリーズの最上級モデル、トリシティ300が400クラス9位にランクイン。独自のレイアウトを活かした高い安定性と優れた操縦性、快適性を重視した大柄なボディ、パワフルな292ccエンジンで実現される、トリシティならではのゆとりある走りが注目されてスクーターで唯一の400クラストップ10入り。

第7位

ホンダ「CBR400R」

画像: Honda CBR400R ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●399cc●46PS/9000rpm●3.9kgf-m/7500rpm●192kg●785mm●17L●120/70ZR17・160/60ZR17 税込価格:84万1500円

Honda CBR400R

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●399cc●46PS/9000rpm●3.9kgf-m/7500rpm●192kg●785mm●17L●120/70ZR17・160/60ZR17

税込価格:84万1500円

オンロードでの万能性が光るCBR

CBRシリーズの中でも、CBR400Rは街乗りから高速ツーリングまでこなすオールマイティなモデル。扱いやすい399ccDOHCツインエンジン、快適さにも配慮されたライディングポジションなど、オールラウンドな性格が高く評価された結果だろう。

第7位

ホンダ「400X」

画像: Honda 400X ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●399cc●46PS/9000rpm●3.9kgf-m/7500rpm●199kg●800mm●17L●110/80R19・160/60R17 税込価格:85万8000円

Honda 400X

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●399cc●46PS/9000rpm●3.9kgf-m/7500rpm●199kg●800mm●17L●110/80R19・160/60R17

税込価格:85万8000円

自由なコンセプトで大ヒット!

国産400ccクラスでは現在唯一のアドベンチャーとなる400X。2021年の400クラスではトップ10圏外だったが、手に余らない、扱いやすく実用的なサイズであることや、2019年にはフロントを19インチ化するなど、細かい熟成を重ねて高められた完成度がライダーに再認識されたようで、2022年は一気にランキングをアップ。同系統のエンジンを搭載するCBR400Rと同率で7位に。

第6位

ホンダ「GB350 S」

画像: Honda GB350 S ●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●348cc●20PS/5500rpm●3.0kgf-m/3000rpm●178kg●800mm●15L●100/90-19・150/70R17 税込価格:59万4000円

Honda GB350 S

●空冷4ストOHC2バルブ単気筒●348cc●20PS/5500rpm●3.0kgf-m/3000rpm●178kg●800mm●15L●100/90-19・150/70R17

税込価格:59万4000円

スポ—ティなテイストも魅力

2021年のデビュー以来一躍人気のレトロスポーツ・GB350をベースに、リアホイール径の17インチ化やスポーティなスタイリングで、スタンダードとは違った魅力を強調したモデルのGB350Sは400クラスの6位。しゃれたデザインだけでなく、空冷シングルの独特な乗り味や快適性といったGB350の特徴をそのまま備えているのも魅力。

第5位

カワサキ「Ninja 400/KRT EDITION」

画像: Kawasaki Ninja 400/KRT EDITION ●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●398cc●48PS/10000rpm●3.8kgf-m/8000rpm●167kg●785mm●14L●110/70R17・150/60R17 税込価格:75万9000円

Kawasaki Ninja 400/KRT EDITION

●水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒●398cc●48PS/10000rpm●3.8kgf-m/8000rpm●167kg●785mm●14L●110/70R17・150/60R17

税込価格:75万9000円

バランスに優れた傑作スポーツ

パワフルさと軽快さを両立させたフルカウル・スポーツのニンジャ400がクラス5位にランクイン。ニンジャ250とほぼ共通のコンパクトなボディに、最高出力48PSを発揮する400cc水冷並列ツインエンジンを搭載、ゆとりあるパワーを活かした爽快な走りと、街乗りでの利便性、快適性のバランスで高い人気を集めた。

第4位

ホンダ「CB400 スーパーボルドール」

画像: Honda CB400 SUPER BOL D'OR ●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●399cc●56PS/11000rpm●4.0kgf-m/9500rpm●206kg●755mm●18L●120/60ZR17・160/60ZR17 税込価格:104万600円/108万4600円(2トーン)

Honda CB400 SUPER BOL D'OR

●水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒●399cc●56PS/11000rpm●4.0kgf-m/9500rpm●206kg●755mm●18L●120/60ZR17・160/60ZR17

税込価格:104万600円/108万4600円(2トーン)

ロングツーリングも快適にこなすスーパーボルドール

CB400スーパーフォアのカウル付きモデル、CB400スーパーボルドールは400クラス4位に。完成度の高いネイキッドであるスーパーフォアのメカニズムに、ハーフカウルを装着して高速走行時などの快適性を向上。ツアラー的な用途にも対応できる、オールラウンドさが魅力のモデルだが、スーパーフォア同様に生産終了を惜しむ声が多く、2021年の6位から2ランクアップを果たした。

画像: 高速巡航時の安定感や、長距離を高速走行する際の快適性を追求したハーフカウル。LEDヘッドライトを囲む導光帯が独創的なマスクを演出。

高速巡航時の安定感や、長距離を高速走行する際の快適性を追求したハーフカウル。LEDヘッドライトを囲む導光帯が独創的なマスクを演出。

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