車検不要で初めて購入するバイクとしても選ばれる250ccクラスのバイクは、老若男女にいつの時代も人気がある。この記事では、月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2022」(250クラス・126cc~250cc)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第1位

カワサキ「Ninja ZX-25R/SE/KRT」

画像: Kawasaki Ninja ZX-25R / SE / SE KRT EDITION 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 シート高:785mm 車両重量:183kg(SE・SE KRTエディションは184kg) 税込価格:84万7000円(SE・SE KRTエディションは93万5000円) 写真はNinja ZX-25R SE KRT EDITION

Kawasaki Ninja ZX-25R / SE / SE KRT EDITION

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
シート高:785mm
車両重量:183kg(SE・SE KRTエディションは184kg)

税込価格:84万7000円(SE・SE KRTエディションは93万5000円)

写真はNinja ZX-25R SE KRT EDITION

現在250スポーツで最強最速のマシン!

2021年のジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー250クラスでダントツのトップに輝いたニンジャZX-25R。衝撃的な4気筒スーパースポーツの人気は2022年も変わらず、2位となったレブル250に2倍以上の大差を付け、見事に連覇を達成している。

人気の理由は言うまでもなく、現行250ccクラスの中で唯一にして最強の、最高出力45PSを誇る水冷DOHC4気筒エンジン。2気筒エンジンのライバルたちを圧倒するパワフルさに加えて、直4ならではの高回転で奏でる官能的なエキゾーストサウンドも多くのライダーを惹きつけている。

車体も強力なエンジンに見合った出来栄えで、トラクションコントロールなど電子制御デバイスも装備。フラッグシップスーパースポーツ・ZX-10Rにも通じる、排気量を感じさせないレーシーなスタイルも魅力だ。

画像: 写真のKRTエディションをはじめ、上級版のSEに2タイプ、スタンダードモデルで1タイプと、合計4タイプのボディカラーが揃っている。

写真のKRTエディションをはじめ、上級版のSEに2タイプ、スタンダードモデルで1タイプと、合計4タイプのボディカラーが揃っている。

画像: 249cc水冷直4エンジンはボア50×ストローク31.8mmという超ショートストローク。タコメーターは1万7000回転まで刻まれる。

249cc水冷直4エンジンはボア50×ストローク31.8mmという超ショートストローク。タコメーターは1万7000回転まで刻まれる。

画像: 倒立フロントフォークはショーワ製のΦ37mmSFF-BPで、サーキットのパフォーマンスと日常的な扱いやすさを両立させている。

倒立フロントフォークはショーワ製のΦ37mmSFF-BPで、サーキットのパフォーマンスと日常的な扱いやすさを両立させている。

画像: リアサスは状況に応じ適切な反発、減衰力を発揮できるホリゾンタルバックリンクタイプ。ホイールは星型5本スポーク。

リアサスは状況に応じ適切な反発、減衰力を発揮できるホリゾンタルバックリンクタイプ。ホイールは星型5本スポーク。

画像: 大径のアナログタコメーターの右側に、ギアポジションをはじめさまざまな情報を表示できる液晶パネルを一体化。

大径のアナログタコメーターの右側に、ギアポジションをはじめさまざまな情報を表示できる液晶パネルを一体化。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高1980×750×1110mm
ホイールベース1380mm
最低地上高125mm
シート高785mm
車両重量183kg(SE/SE KRTエディション:184kg)
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク50.0×31.8mm
圧縮比11.5
最高出力33kW(45PS)/15500rpm
ラムエア加圧時:34kW(46PS)/15500rpm
最大トルク21N・m(2.1kgf・m)/13000rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.2°
トレール量99mm
タイヤサイズ(前・後)110/70R17M/C 54H・150/60R17M/C 66H
ブレーキ形式(前・後)Φ310mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク
メーカー希望小売価格84万7000円(消費税10%込)
SE / SE KRTエディション93万5000円(消費税10%込)

まとめ

コストパフォーマンスの高さだけでなく上質さや個性もポイント

販売地域が多く、世界的な展開をするグローバルモデルが多い「250クラス」は、その分車種も多く、全クラスの中で最も幅広い選択肢が選べる。スーパースポーツはもとより、ネイキッド、クルーザー、アドベンチャー、スクーターまで展開しているカテゴリーは、こことミドルクラスしかなく、それだけ充実したバイク選びができることになる。しかも、グローバルモデルの利点で価格も手頃なモデルが多いのも嬉しいメリットだ。

ただ、そんな250クラスにも変化の波は訪れていて、近年ではこのクラスのモデルにも個性や上質さが求められ始めているようだ。ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤーのランキングでも、他車とは性能、価格の面で一線を画している、カワサキのZX-25Rが、今年もぶっちぎりでのトップを獲得。250クラスは今後もますます進化していきそうだ。

ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2022 
250ccクラスBEST10

順位メーカー車名POINT
1KawasakiNinja ZX-25R6544
2HondaRebel 2502740
3YAMAHASEROW2502544
4HondaCBR250RR2495
5SUZUKIV-Strom2502045
6HondaRebel250 S Edition1390
7SUZUKIGSX250R ABS982
8SUZUKIGIXXER SF 250941
9HondaCB250R899
10HondaFORZA818

まとめ:オートバイ編集部

※このランキングは、月刊『オートバイ』2022年10月号で発表したものになります(投票期間は2022年6月1日~7月31日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。

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