もてぎはレース観るだけじゃありません
2週連続で台風接近の報にびくびくしながら、きょう23日金曜日に公式日程がスタートしました、MotoGP日本グランプリ。先週、っていうかほんの4~5日前にアラゴンで走ってたライダー、チームがもうもてぎ走ってるてことが驚きですが、ここんところのロジスティクスの不安定さで、万一チーム機材が届かないかもしれないから、と金曜午前の走行スケジュールはナシにして、各クラスともFP1を金曜午後からはじめよう、ってスタイルになりました。こういうとこ、先に手を打ってるDORNAってすげぇなぁ、と思いますね。
で、その走行スケジュールのない金曜午前、モビリティリゾートもてぎ内をうろうろしてきました。もう来場してくれているファンの方も多くて、やっぱりみんな、3年ぶりのMotoGPにワクワクしてる感じがしますね。
真っ先に行きたかったのは、もてぎ内にある「ホンダコレクションホール」。GP開催に合わせてか、ちょうどRC211VからのホンダGPマシンや、ヤマハ、スズキ、カワサキ(!)のMotoGPマシンを展示している最中なんですね。
コレクションホールでおなじみのホンダ70sグランプリレーサーや市販モデルもばんばん展示されていて、あぁ、もうここ来ると外に出たくなくなっちゃう。
それに、ぜんぜん知らない外国人のメディアの人も見に来ていて、目が合って「おっす」て感じでニコッとしたら、話しかけてきたんで、しばしオハナシ。午前に走行スケジュールがないって、こんなに余裕ができるんですね。
その外国人のメディアのひとは、イタリアの放送関係のひとだって。名前教えてくれたけど、聞き取れません(笑)
「あのさ、日本のジャーナリストさん? 聞きたいんだけど……」
--はいよどしたの?
「このミュージアムは無料だったけど、いつも開いてるの? レースだから準備してくれたってこと?」
--いやいや、常設展示だよ。展示内容はいろいろ変わるけどね。
「マジか! キミのオフィスからどれくらい遠いの?」
--ん-、オフィスは東京だから、クルマで2~3時間てとこかな。
「マジか! いつでも見られるじゃん。いいなぁ。これ、昔はスズカにあったミュージアムでしょ?」
--そうそう、こっちに移転してもう20年とか経つんじゃない? 有名なの?ここ。
「そーだよ! ホンダのクラシックのレーサーがいつでも見られるミュージアム、しかもタダだって、すごい評判になってるんだよ! 知り合いのファンも、いつかこに来てみたい、って言ってるの、たくさんいるよ」
そうなのかあ、日本のファンて恵まれてるなぁ、って感じた金曜午前でしたとさ。さぁFP1から始まるぞー!
写真・文責/中村浩史