文:太田安治/写真:南 孝幸
デイトナ「ワイヤレスチャージャー スマートフォンホルダー+e」テスト&レポート
スマホのホールドと充電を同時に!
バッテリー残量を心配せずにナビアプリを活用するためには、USB電源から常時給電することが必要。ただ、スマホホルダーとUSBソケットの両方を装着するとハンドル周りがゴチャ付き、スマホ脱着時にケーブルを抜き差しする手間もかかる。そこで各種のホルダー/USB電源を展開しているデイトナが新発売したQi(チー)規格のワイヤレス給電機能付きホルダーを試してみた。
ホルダーはハンドルにクランプ(挟み込み)して装着する仕様で、パイプ径22.2mm、25.4mm、28.6mmに対応。首振り機構と回転機構を備えているので見やすい角度に取り付け可能。左側のアームはスマホの長さに合わせるスライド調整式で、右側の保持部分のスプリング張力と合わせてガッチリ確実に保持できる。
電源は車体側の12Vから取るが、フロントブレーキスイッチから電源を取るギボシ端子付きのハーネスが付属しているのでDIY装着も難しくない。Qi規格対応のiPhone 13とギャラクシーノートで試したが、ホルダーにスマホを載せるとLEDパイロットランプが点灯して自動的に給電を開始した。ホルダー側のスイッチで給電を止めることもできるから過充電の心配もない。
ナビアプリを多用するツーリングや、インカム接続で電話や音楽を聴く機会の多いライダーなら選んで間違いないアイテムに仕上がっている。
テスター太田安治の欲張りリクエスト
車体側から12V電源を取る仕様なので、USB端子が付いていればQi非対応のスマホにも使えて汎用性が増しそう。クランプ固定だけではなく、ステムホールに差し込むタイプのマウントも用意して欲しい。
文:太田安治/写真:南 孝幸