ヤマハ「MT-07」2023年モデル・欧州仕様車の特徴
新型TFT液晶メーターを装備、クイックシフターをオプションとして用意
ヤマハ「MT-07」は2014年にデビュー。スリムで軽量な車体に、270度クランクを採用した689cc水冷並列ツインエンジンを搭載。軽快なハンドリングと力強い動力性能のバランスの良さ、それにともないストリートで扱いやすくライディングが楽しいスタンダードスポーツとして世界中で高く評価され、モデルチェンジや細かな改良を重ねながら根強い人気を集めてきた存在。
2023年モデルの「MT-07」では、その完成度の高い基本メカニズムについては大筋でそのまま。大きな変更点としては、5インチフルカラーTFT液晶を用いた新型のメーターを採用したのが目立つ。盤面デザインの異なるストリート向け、ツーリング向けの表示モードを選択可能なほか、ヤマハの無料アプリMyRideによってスマートフォンとの連携で多彩な機能を利用できるようにもなった。
前回のモデルチェンジで採用された個性的なデザインのフロントマスクなど、スタイリングも基本的にはそのまま。しかしポジション設定に関しては、ハンドルバーの形状が変更されていて、よりワイドでアップライトなものが装着されている。
エンジンもそれ自体の熟成されたメカニズムは従来と同じものだが、新たにオプションとしてクイックシフターが装着できるようになっている。
ヤマハ「MT-07」2023年モデル・欧州仕様車のカラーバリエーション
2023年モデルでは3タイプが用意されるボディカラーのラインナップ。
モダンでクールなストリートイメージのシアンストーム。ベーシックなスポーツモデルらしいアイコンブルー。精悍でシンプルなテックブラックというラインナップだが、いずれも細部のデザインは異なるものの、2022年モデルから引き継がれている。
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ヤマハ「MT-07」2023年モデル・欧州仕様車の公式動画
ヤマハ「MT-07」2023年モデル・欧州仕様車の主なスペック
全長×全幅×全高 | 2085×780×1105mm |
ホイールベース | 1400mm |
シート高 | 805mm |
キャスター角度 | 24.5° |
トレール | 90mm |
車両重量 | 184kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 689cc |
ボア×ストローク | 80×68.6mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 73.4PS/8750rpm |
最大トルク | 67Nm/6500rpm |
変速機形式 | 6速リターン |
燃料タンク容量 | 14L |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17・180/55ZR17 |
ブレーキ形式(前・後) | φ298mmダブルディスク・φ245mmディスク |
まとめ:小松信夫