イタリアのプレミアムスポーツバイクメーカーであるビモータは2022年11月8日、イタリア・ミラノで開催されたEICMAショーでカワサキ製エンジンを搭載したネイキッドスポーツ「KB4 RC」の最新仕様を公開した。

ビモータ「KB4 RC」の特徴

画像: bimota KB4 RC EICMA2022で公開されたモデル 総排気量:1043cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒

bimota KB4 RC
EICMA2022で公開されたモデル

総排気量:1043cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒

ビモータ×カワサキの提携で生まれたKB4のネイキッドモデル

2021年にカワサキとビモータの提携が成立、それに伴って登場したニンジャH2系のスーパーチャージドエンジンを、ハブステア機構と美しいスタイルが特徴の車体に搭載するビモータ「テージ H2」が登場。さらに第2弾モデルとして、ニンジャ1000SX系の水冷直4エンジンをビモータらしいパイプフレームに搭載したモデル「KB4」が2021年のEICMAで登場。

画像: bimota KB4 RC 以前に公開されていたモデル www.autoby.jp

bimota KB4 RC
以前に公開されていたモデル

www.autoby.jp

同時に「KB4」のネイキッドバージョンとして「KB4 RC」も公開されていた。その後、スタンダードな「KB4」が市販され、日本国内でもカワサキを通じて販売されたのに対して、「KB4 RC」に関しては市販への動きがこれまで見られなかった。

画像1: ビモータ「KB4 RC」の特徴

今回公開された新しい「KB4 RC」は、オーソドックスな丸型ヘッドライトながら、いかにもビモータらしい個性的な美しさを感じさせる基本デザインや、ボディ左右に設けられたエアダクトでテールカウル下面にあるラジエターを冷却する機構や、ダクトを活かした独特なスタイルといった特徴は引き継がれている。

しかし、「KB4」との共通点の多かった外装パーツのデザインは「KB4 RC」専用のものに改められていて、より精悍な雰囲気を感じさせるようにリファイン。また、「KB4」ベースだったカラーリングも専用デザインになっていることとも合わせ、印象が大きく変わった。

画像2: ビモータ「KB4 RC」の特徴

この最新バージョンの「KB4 RC」、すでにイタリア本国のビモータウェブサイトではオーダーを受け付けており、市販されることは確定している模様。日本での販売についてのアナウンスは今のところないが、ごく近い将来、「KB4」同様にカワサキを通じて販売される可能性はあるだろう。

まとめ:小松信夫

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