ホンダ「CBR1000RR-R Fireblade SP Special Livery in John McGuinness 100th TT Start Replica」の特徴
この特別なファイヤーブレードは、全長60kmという世界屈指の難コースで開催される伝統のレースイベント「マン島TT」において、故ジョイ・ダンロップに次ぐTT通算23勝を記録するなど圧倒的な速さを見せてきたレジェンドライダー、ジョン・マクギネスが、2022年の「マン島TT」で各クラス合わせてTT通算100回目となるスタートを迎えたことを記念したもの。
オーリンズ製の電子制御サスペンションなどの最新スペックのメカニズムは、「CBR1000RR-RファイアーブレードSP 30周年記念モデル」と同様。ただし純正オプションの軽量なカーボン製前後フェンダー、シングルシートカウル、ハイトスクリーンなどが標準装備されている。
なんといっても、ホワイトをベースにゴールドとレッドのグラフィックやスポンサーロゴなど、マン島のコースを記念すべきレースをマクギネスと共に走ったレーシング・ファイヤーブレードのボディカラーを再現しているのがこのモデルの最大の特徴。
トップブリッジには限定モデルの証であるシリアルナンバーを刻印。さらにエアボックスカバーには、1台1台マクギネス自身の手で書かれたサインが入る。驚くべきことに、ジョン・マクギネスの立会いのもと、ホンダ・レーシングUKで納車されるという特典まで付いているという。そんな特別な存在だけに販売台数は30台のみ。価格も3万ポンド、現在のレートで日本円に換算すると500万円弱という破格の設定だ。
まとめ:小松信夫