文:小松信夫、オートバイ編集部/写真:赤松 孝/モデル:小野塚雅人
ホンダ「レブル1100T」特徴

Honda Rebel 1100 T
総排気量:1084cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
シート高:700mm
車両重量:238kg(DCT仕様車は248kg)
発売日:2023年2月23日
税込価格:131万4500円(DCT仕様車は142万4500円)
ロングランが楽しくなるカウルとサドルバッグ
スタイリッシュでパワフル、DCT仕様も用意され扱いやすさも高いレベルにある大型クルーザーのレブル1100をベースに、新たなバリエーションモデルとしてレブル1100Tが国内でも発売されることが発表された。
エンジンやサスペンション、自動変速も可能なDCT仕様の存在、個性的なスタイリングといった、スタンダードなレブル1100の特徴はそのままに、長距離走行での快適さをプラスするため、走行風を和らげる大きくスタイリッシュなフロントカウルを装着。
さらに、ツーリングには欠かせない積載性を向上させるため、リアホイールの左右にハードタイプのロック付サイドケースを標準装備。右側16L、左側19Lという十分な容量を確保しながら、レブルのスタイリッシュさを犠牲にしない洗練されたデザインとしている。完成度の高いユニークなツーリング・クルーザーとして注目すべき1台だ。
ホンダ「レブル1100T」各部装備・ディテール解説

シンプルでモダンなデザインで人馬一体感を演出する、レブルシリーズ共通の個性的スタイル。カウルとサイドケースもよく似合う。

力強い1084cc水冷並列2気筒エンジン。270度クランクを採用し、ユニカム機構やドライサンプなども目立つ。6速マニュアルに加えDCT仕様も設定。

Φ43mmのプリロードアジャスター付き正立フォーク。ブレーキはΦ330mmローターとモノブロック・ラジアルマウントキャリパー。

リアのツインショックは分離加圧式ビギーバックタイプで、プリロードアジャスター付き。リアブレーキのローター径はΦ256mmだ。

ユニークなスタイルのフロントカウル。ハンドルグリップまですっぽり覆う形状で、コンパクトなバイザーと合わせて優れた防風効果を発揮。

フロントカウルはライダーの手元までカバー。ハンドルバーはスタンダードなレブル1100のものより、わずかにワイドなものが装着されている。

丸型ケースに視認性の高い反転液晶を埋め込んだ多機能メーター。クロノグラフ風レイアウトの採用で、さまざまな情報を判りやすく表示する。

ホールド性に優れ、快適なクッション性も備えるシングルシートと脱着可能なタンデムシートはスタンダードなレブル1100と共通。

サイドケースは荷物をしっかり保護できるハードタイプ、左右合計で容量35L。キーでロックをすることも可能で実用性は高い。
ホンダ「レブル1100T」主なスペック・価格・燃費・製造国
※《 》内はDCT仕様車
全長×全幅×全高 | 2240×850《845》×1180mm |
ホイールベース | 1520mm |
最低地上高 | 120mm |
シート高 | 700mm |
車両重量 | 238《248》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストSOHC(ユニカム)4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 1082cc |
ボア×ストローク | 92×81.4mm |
圧縮比 | 10.1 |
最高出力 | 64kW(87PS)/7000rpm |
最大トルク | 98N・m(10.0kgf・m)/4750rpm |
燃料タンク容量 | 13L |
変速機形式 | 6速リターン《6速DCT》 |
キャスター角 | 28゜ |
トレール量 | 110mm |
タイヤサイズ(前・後) | 130/70B 18M/C 63H・180/65B 16M/C 81H |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
燃料消費率 WMTCモード値 | 19.4km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 131万4500円《142万4500円》(消費税10%込) |
文:小松信夫、オートバイ編集部/写真:赤松 孝/モデル:小野塚雅人