全日本ロードレースJP250を見ると、CBR250RRはデビュー以来ずっと連続チャンピオンを続ける「最強」マシン。もちろん、サーキット以外でも韋駄天ぶりが光る。
文:オートバイ編集部/写真:赤松 孝、南 孝幸、森 浩輔

ホンダ「CBR250RR」の特徴

画像: Honda CBR250RR 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:790mm 車両重量:168kg 2023年モデルの発売日:2023年2月20日(月) 税込価格:86万9000円/90万7500円(グランプリレッド)

Honda CBR250RR

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:790mm
車両重量:168kg

2023年モデルの発売日:2023年2月20日(月)
税込価格:86万9000円/90万7500円(グランプリレッド)

レース結果が示す高性能!2気筒最高のパフォーマンス

250ccスポーツのパフォーマンスを総合的に見れば、ナンバー1はやはりCBR250RRだ。狙いはずばり、トータルコントロール性の高いサーキット性能ナンバー1。常用回転域の力強さと、高回転の伸び切りを両立した、歴代の2気筒250ccエンジン最強のパフォーマンスだといえるだろう。

2023年にはニューモデルの発売が予定されているが、それでもCBRの強みは不変。新型も大きく方向性を変えてくることはなさそうだ。

2017年に登場した時には、250ccというビギナー層も多いクラスにここまでの高性能が必要なのか、80万円を超える高価格は受け入れられるのか、とも話題になったが、やはり250ccクラスにも絶対的パフォーマンスを求めるライダー層は確実に存在し、結果CBR250RRはヒットモデルとなった。

高回転高出力型のエンジンとはいえ、アイドリングすぐ上からのトルクも厚く、低回転からの発進もイージー。ここから5000~8000回転といった中回転域での力強さが増し、イッキにパワーを増しながら1万3000回転くらいまで伸びていくパワーフィーリングはCBR独特のもの。とても2気筒250ccとは思えないパワフルさを味わうことができる。

ハンドリングは軽快でありながらしっかりとした安定感があり、特に切り返しなどの素早い動きにも素早く反応してくれるキャラクター。

前傾姿勢の強いライディングポジションで、ややフロントにかかるスポーツバイクらしいハンドリングだが、街中からワインディング、さらにサーキットまでカバーする懐の深さも備えている。とはいえ神経質な面はなく、ビギナーはそれなりに、速い人が乗ればさらに速いタイプだ。

もちろん、強力なエンジンパワーを穏やかに使うことも可能で、コンフォート/スポーツ/スポーツ+の3つのパワーモードに調整可能。さらに2023年モデルでは、CBR250RRで初めてトラクションコントロール(=HSTC)が搭載され、さらに高性能とイージーな走りを安全に味わえる仕様になるようだ。

ストリートランのイージーさとスポーティさを両立しつつ、サーキットではクラス最高のパフォーマンスを堪能できるのがCBR。史上最強の2気筒250ccだ。

画像: 2017年にデビュー以来、6年連続でJP250チャンピオンマシンとなっているCBR250RR。写真は2022年オートポリス大会でのひとコマ。このレースでは完走18台中CBRは13台、表彰台独占はもちろん、1位から7位までをCBRが占めた、文字通り最強!

2017年にデビュー以来、6年連続でJP250チャンピオンマシンとなっているCBR250RR。写真は2022年オートポリス大会でのひとコマ。このレースでは完走18台中CBRは13台、表彰台独占はもちろん、1位から7位までをCBRが占めた、文字通り最強!

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