文：山口銀次郎、ゴーグル編集部／撮影：柴田直行／協力：ヤマハ発動機
ヤマハ「YZ250X」インプレ
YAMAHA YZ250X
総排気量：249cc
エンジン形式：水冷2スト単気筒
シート高：975mm
車両重量：104kg
税込価格：79万2000円
カラー：ディープパープリッシュブルーソリッドE
地面に吸い付くような安定性！
エンジンは、高回転域はパワフルに、低中回転域はジェントルにクロスカントリーで扱いやすいエンジンキャラクターに設定にしたという。圧倒的なパフォーマンスを誇る2スト250ccエンジンが、極低速極低回転でもガツガツせずスイスイと力強く、また高回転域までフラットな出力特性なので変化に富んだ路面状況でも安定した走破性をみせてくれる。
日本仕様の専用セッティングを採用した前後足回りは、初期作動から良く動き良く衝撃を吸収するので、とてもしっとりと穏やかな乗り心地となる。起伏の激しいコースでも路面に吸い付くイメージで、パワーを伝えやすい環境が整い高い推進力が得られる上に、相乗効果で高いコントロール性能を生んでいる。
▲エンジンは、排気バルブのYPVSのガバナーワッシャ調整により、バルブ作動回転数を変更。新外装&新エアクリーナー形状採用となり、吸気系変更に伴いキャブレターセッティングも変更された。3D・CDI点火マップは、スロットル操作にパワーの出方が合う様に、スロットル開度／点火時期を設定。
ヤマハ「YZ250X」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2185×825×1285mm |
| ホイールベース | 1480mm |
| 最低地上高 | 360mm |
| シート高 | 975mm |
| 車両重量 | 104kg |
| エンジン形式 | 水冷2スト単気筒 |
| 総排気量 | 249cc |
| ボア×ストローク | 66.4×72.0mm |
| 燃料供給方式 | キャブレター |
| 燃料タンク容量 | 7.0L |
| 変速機形式 | 5速リターン |
| キャスター角 | 27°35' |
| トレール量 | 121mm |
| タイヤサイズ（前・後） | 80/100-21 51M・110/100-18 64M |
| ブレーキ形式（前・後） | ディスク・ディスク |
| メーカー希望小売価格（税込） | 79万2000円（消費税10%込） |
ヤマハ「YZ125X」インプレ
YAMAHA YZ125X
総排気量：124cc
エンジン形式：水冷2スト単気筒
シート高：970mm
車両重量：96kg
税込価格：74万8000円～
カラー：ディープパープリッシュブルーソリッドE
2スト125の軽快さと走破性に貢献するパワー特性！
モトクロッサー譲りの戦闘的でスタイリッシュなスタイリングと、自由度の高いフラットなシートなど採用した、本格的なクロスカントリーのために製作された入門モデルだ。
エンジンは、YZ125と比べヘッド形状や可変バルブ「YPVS」、3D・CDI点火マップなど専用のものとし、クロスカントリーでの走行に合わせ低回転域での扱いやすさを向上させている。低中回転域での太いトルク感と、ワイドオープン時のフケ上がり特性など、全域で2スト125とは思えない粘り強さが印象的な仕上がりに。半クラを多用しなくてはならない低速での悪路走行では、良好なコントロール性を生むのでとても頼もしい。
また、軽量かつスリムな車体で取り回しがしやすく、エンジンとの相性も良く車体の一体感は格別なのだ。
▲フロントフォークは、背面バルブにリーフスプリング方式を採用し、低速作動から減衰力を発揮するという。新たに、オイルシールの保護性能を高めるスクレーパーシールをダストシールとの間に設けている。
ヤマハ「YZ125X」主なスペック・価格
| 全長×全幅×全高 | 2155×825×1285mm |
| ホイールベース | 1450mm |
| 最低地上高 | 355mm |
| シート高 | 970mm |
| 車両重量 | 96kg |
| エンジン形式 | 水冷2スト単気筒 |
| 総排気量 | 124cc |
| ボア×ストローク | 54.0×54.5mm |
| 燃料供給方式 | キャブレター |
| 燃料タンク容量 | 7.0L |
| 変速機形式 | 6速リターン |
| キャスター角 | 26°00' |
| トレール量 | 110mm |
| タイヤサイズ（前・後） | 80/100-21 51M・110/100-18 64M |
| ブレーキ形式（前・後） | ディスク・ディスク |
| メーカー希望小売価格（税込） | 74万8000円～（消費税10%込） |
文：山口銀次郎、ゴーグル編集部／撮影：柴田直行／協力：ヤマハ発動機
