レポート:オートバイ編集部/写真:井上 演
「輸入新車」を買う前に必ず知っておきたいこと
バイク館のメディア向け試乗会には、海外で販売されているホンダ車、ヤマハ車などもあったが、これらも修理やパーツ取り寄せなど、ディーラーでは対応してもらえないことを理解しておこう。また、並行輸入車であっても2021年10月1日以降はABSが義務(51cc以上)になっているので、新車でABSがないものは売買できないことも知っておこう。
1.ブランドが日本のメーカーでも外国のバイクだ
メーカー名はどうあれ、輸入新車は決して国産バイクではない。あくまでも並行輸入の外国車。つまり、国内メーカーでの修理、保証、パーツ在庫などは一切ない。メーカーに「修理しないとはどういうことだ」とクレームを入れる人がいるようだが、とても恥ずかしいことなのでやらないように。
2.メンテナンス、修理、部品供給はバイク館だけと理解しよう
輸入新車で何かトラブルがあった場合、国産ディーラーでは無理だが、販売しているバイク館なら対応してくれる。バイク館の輸入新車は全車2年・距離無制限の保証付。パーツもストックしているし、修理も受けつける。バイク館で買った人はバイク館で面倒を見てもらおう。
3.保管・輸送状況で新車でもキズ・サビは覚悟が必要
海外からの並行輸入車であるため、新車であっても現地での保管状況・コンテナ輸送の際にキズ・サビが発生してしまう場合がある。正規ディーラーではないことなので、事前の説明はちゃんと聞いて、納得してから購入を。これも並行輸入車に乗る際に必要な覚悟だ。
レポート:オートバイ編集部/写真:井上 演