大阪・東京モーターサイクルショー2023のホンダブースに展示されていた「GB350」は、日本未発売のカラー、スタイリングをしていました。現状で得られた情報から推理・考察していきます!
文・写真:西野鉄兵

ホンダブースは2023年も大盛況

大阪・東京モーターサイクルショー2023は、両会場とも大賑わいでした。来場者数は、大阪が3万3781名(前年比222.4%)、東京は連日天気が悪かったものの13万9100名(112.7%)を記録。コロナ過以降初開催となった昨年も大盛況だったのですが、大きく上回りました。4月7日に開幕する名古屋モーターサイクルショーも楽しみですね。

画像: ▲大阪モーターサイクルショー2023でのホンダブース前。

▲大阪モーターサイクルショー2023でのホンダブース前。

両会場でとくに人気を集めたブースのひとつがホンダです。今年は「HondaGO BIKE LAND」をテーマにブースを構成。バイクのメリーゴーラウンド「ホンダゴーラウンド」や、エンジン音を聴ける体験コーナー「ホンダゴーサウンド」などを設け、アミューズメントパーク的な感覚で、家族連れの来場者にも喜ばれていました。

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新型車では、日本初公開となった「XL750トランザルプ」「EM1 e:」をはじめ、これから発売される「CL250」「CL500」が大きな話題に。そのほかにもブース内には所狭しと大小さまざまなモデルを展示。込み合う時間帯は入場するのに120分待ちなんてことも……。外からでは行列によって中が見えず、それがいっそう興味をひかせる要因になっていたかもしれません。

ホンダブースにさりげなく展示されていた謎の白い「GB350」

さて、この記事の本題です。今年のホンダブースの展示車両は昨年同様、アクセサリー装着車が主軸となっています。新型車も現行モデルも多くの車両がノーマルとは異なる姿で置かれていて、それも見どころでした。

画像: Honda GB350 アクセサリーパーツ装着車

Honda GB350
アクセサリーパーツ装着車

なかでも私が気になった一台がこちらの「GB350」。スタッフの方に尋ねたところ、「“市販予定車”にアクセサリーパーツを装着したモデル」だと、いうではありませんか!

SNSではすでに3月10日の段階で、今回展示されたアクセサリー装着車のベースモデルと思しきニューモデルが発表されていました。

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ホンダの公式ウェブサイト・GB350のページでは、3月16日に「法規対応に伴う、Honda二輪車の受注一時停止について」というお知らせが掲載されました。

GB350は、その“受注一時停止機種”の対象となっています。ざっくり要約すると、「新しい排ガス規制に適合したニューモデルがじきに登場するので、しばしお待ちください」というわけです。

ヘッドライトカウル、シングルシートカウル、サイドカバーのメッキパーツなどはアクセサリーパーツなのでしょう。ただどれも現状では販売されていません。シートやタンクパッドも未発売のもの。

画像1: ホンダブースにさりげなく展示されていた謎の白い「GB350」

思い出したのは、2023年型の「CT125・ハンターカブ」が発表された際のこと。新型の正式発表と同時に新たなアクセサリーパーツもどどっと一挙に発表されました。

同じようにGB350も、排ガス規制に対応した新型を正式発表する際に、純正アクセサリーが増えるのかも!?
まったくもって勝手な推測ですが、そうなったら嬉しいなあ。

画像2: ホンダブースにさりげなく展示されていた謎の白い「GB350」

ヘッドライトカウル+シングルシートカウルの組み合わせは、それだけでカフェレーサー的なスタイルに変身できる魅力的なもの。このホワイトカラーにもよく似合っていますよね。

ちなみにこのGB350は、エンジン音が楽しめる「ホンダゴーサウンド」コーナーの一台として出展。スタッフの方に尋ねたところ、2023年4月7日に開幕する「第2回 名古屋モーターサイクルショー」でも展示予定、とのことでした!

大阪・東京で私は撮影し損ねてしまったのですが、じつはニューカラーをまとった「GB350 S」のアクセサリー装着車も展示されていました。名古屋モーターサイクルショーへ向かう予定の方、ぜひGB350シリーズのチェックもお忘れなく! 私も現地から速報をお届けする予定です。

文・写真:西野鉄兵

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