月刊『ヘリテイジ＆レジェンズ』が各社の注目の新製品を紹介します。今回はアライヘルメット「RX-7X〈ヘイデン・リセット〉」をピックアップ！
アライヘルメット「RX-7X〈ヘイデン・リセット〉」
2017年5月、当時のテンケイト・ホンダからWSBに参戦中だったニッキー・ヘイデンは、不慮の自転車事故でこの世を去った。享年36。’03年に21歳の若さでホンダワークスからMotoGPデビュー。’06年には年間チャンピオンとなり、以降’09年にはドゥカティに移籍、’14年にホンダ・アスパーとMotoGPチームを渡り歩き、’16年からは先のテンケイトからWSBに参戦して約1年半後のことだった。
そんなニッキーのライディングを支えたアライヘルメットからは過去にいくつものニッキー・レプリカが発売されたが、この“RX-7X〈ヘイデン・リセット〉”は、ドゥカからホンダに戻った’14年、気持ちも新たに臨む（リセットする）ためにプレシーズンテストで被ったデザインを、最高峰RX-7Xで再現した新製品。MotoGPでは永久欠番となったゼッケン69。ニッキーやMotoGPファンには堪らない逸品に映ることだろう。
▶▶▶ヘリテイジ＆レジェンズによる新製品紹介の記事一覧はこちら
ベースはアライのRX-7X。PB･SNC2帽体を筆頭に、MotoGPの実戦からフィードバックされた頭頂のICダクト5（中央）、ディフューザーType12、チンカバー標準装備の2輪向け最高峰仕様が各所に散りばめられる。“RESET & PUSH HARDER”の文字は、当時のニッキーの気持ちを代弁する。デザインはstar lineによる。
高剛性化と風をスムーズに流すため帽体周囲に巡らされたハイパーリブ、サイドと後下には排気ダクトも装備。“闘う”ための快適装備も充実。
細かなアジャストが可能なフルシステム内装、高いフィット感のFCS構造のシステムパッドは脱着式。内装生地には清潔さを保つエコピュアーを採用している。
SPECIFICATION
| メーカー | アライヘルメット |
|---|---|
| 製品名 | RX-7X〈ヘイデン・リセット〉 |
| 安全基準規格 | SNELL/JIS |
| 帽体 | PB・SNC2 |
| 内装 | ハイフィッティング・アジャスタブル・FCS内装（抗菌・消臭・防汚内装） |
| サイズ（mm） | 54、55〜56、57〜58、59〜60、61〜62 |
| 価格 | 7万2600円 |
レポート：ヘリテイジ＆レジェンズ編集部
