空冷シングルスポーツのホンダ・GB350シリーズは、デビューからほどなくして大ヒットとなったが、ロイヤルエンフィールドが2023年ハンター350を日本で発売。早くもその人気に火が付き始めている。比較をしながらそれぞれの個性を紹介しよう。
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

「ハンター350」vs「GB350」ライポジ・足つき比較

ハンター350

シート高:790mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像1: 「ハンター350」vs「GB350」ライポジ・足つき比較

シート形状/硬さが入念に作り込まれていて、前後タイヤの接地状態をライダーに自然に伝わってくる。上半身はごく軽い前傾で市街地からクルージングまでストレスフリー。タンデムライディングの快適さも特筆もの。


GB350

シート高:800mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

画像2: 「ハンター350」vs「GB350」ライポジ・足つき比較

大きく手前に引かれたハンドル、やや前寄りのステップ位置でポジションは実にゆったりしている。サイドカバーが内腿に当たって脚が開き気味になるため、800mmというシート高数値のわりに足着つき性が良くないのは残念。

並べて比較

ハンター350

画像3: 【比較】ロイヤルエンフィールド「ハンター350」VS ホンダ「GB350」|装備、走行フィーリング、スペックのちがいを徹底検証

GB350

画像5: 【比較】ロイヤルエンフィールド「ハンター350」VS ホンダ「GB350」|装備、走行フィーリング、スペックのちがいを徹底検証

「ハンター350」vs「GB350」装備比較

ハンター350

画像: 349cc単気筒のエンジンは、Jシリーズユニットという、 クラシック350 や メテオ350 にも搭載されているもの。力強い低回転域でのトルクが自慢。

349cc単気筒のエンジンは、Jシリーズユニットという、クラシック350メテオ350にも搭載されているもの。力強い低回転域でのトルクが自慢。

画像: つや消しブラック仕上げのマフラーを採用。サイレンサーはショートタイプで、歯切れのいいサウンドを楽しませてくれる。

つや消しブラック仕上げのマフラーを採用。サイレンサーはショートタイプで、歯切れのいいサウンドを楽しませてくれる。

画像: 10本スポークのキャストホイールを標準装備、タイヤはCEAT。ブレーキキャリパーはBYBRE製で、ABSも標準装備する。

10本スポークのキャストホイールを標準装備、タイヤはCEAT。ブレーキキャリパーはBYBRE製で、ABSも標準装備する。

画像: リアショックはオーソドックスなツインショックで、プリロード調整が可能。センタースタンドが標準装備なのも嬉しい。

リアショックはオーソドックスなツインショックで、プリロード調整が可能。センタースタンドが標準装備なのも嬉しい。

画像: シンプルな丸目1眼のヘッドライトはオーソドックスなハロゲンタイプ、ウインカーも電球タイプを採用している。

シンプルな丸目1眼のヘッドライトはオーソドックスなハロゲンタイプ、ウインカーも電球タイプを採用している。

画像: アナログスピードメーターの中央に液晶デジタルモニターを組み込んだレイアウト。ギアポジションや時計なども表示可能。

アナログスピードメーターの中央に液晶デジタルモニターを組み込んだレイアウト。ギアポジションや時計なども表示可能。

画像: クラシックスポーツに良く似合う、流線形デザインのタンクは容量13リットル。撮影車のカラーは「ダッパーアッシュ」。

クラシックスポーツに良く似合う、流線形デザインのタンクは容量13リットル。撮影車のカラーは「ダッパーアッシュ」。

画像: 後部にグラブバーを備えるシートはタックロール風のワディングが入ったダブルシート。シート高は790mmで足つき性も良好。

後部にグラブバーを備えるシートはタックロール風のワディングが入ったダブルシート。シート高は790mmで足つき性も良好。

画像: 素直でクイックなハンドリングを実現するフレームはイギリスの名門ビルダー、ハリスパフォーマンスとの共同開発。

素直でクイックなハンドリングを実現するフレームはイギリスの名門ビルダー、ハリスパフォーマンスとの共同開発。

画像: テールランプは丸形のクラシカルなデザインだが、中身はLED。短めのリアフェンダーはスポーティなブラック仕上げ。

テールランプは丸形のクラシカルなデザインだが、中身はLED。短めのリアフェンダーはスポーティなブラック仕上げ。


GB350

画像: ボア70mm×ストローク90.5mmというロングストロークで、2軸1次バランサーを採用。スリッパークラッチも標準装備する。

ボア70mm×ストローク90.5mmというロングストロークで、2軸1次バランサーを採用。スリッパークラッチも標準装備する。

画像: 入念なサウンドチューニングが施されたメッキマフラー。シングルエンジンらしい、歯切れのいいサウンドを発する。

入念なサウンドチューニングが施されたメッキマフラー。シングルエンジンらしい、歯切れのいいサウンドを発する。

画像: ライダーが靴を汚すことなくシフトアップ/シフトダウンができる、実用的なシーソー式のチェンジペダルを採用。

ライダーが靴を汚すことなくシフトアップ/シフトダウンができる、実用的なシーソー式のチェンジペダルを採用。

画像: キャストホイールは細身のY字スポークが特徴の軽快なデザイン。フロントディスク径はΦ310mm、フェンダーはブラック仕上げ。

キャストホイールは細身のY字スポークが特徴の軽快なデザイン。フロントディスク径はΦ310mm、フェンダーはブラック仕上げ。

画像: リアホイール径は18インチ。サスペンションはオーソドックスな2本ショックだ。装着タイヤはダンロップのGT601。

リアホイール径は18インチ。サスペンションはオーソドックスな2本ショックだ。装着タイヤはダンロップのGT601。

画像: ヘッドライトには上下2段式のLEDを採用。ウインカーもクラシカルなデザインで、リング状に光るLEDを使用したもの。

ヘッドライトには上下2段式のLEDを採用。ウインカーもクラシカルなデザインで、リング状に光るLEDを使用したもの。

画像: 160km/hスケールのアナログ速度計の盤面に液晶モニターをプラス。燃料計、ギアポジション、トリップなどを表示する。

160km/hスケールのアナログ速度計の盤面に液晶モニターをプラス。燃料計、ギアポジション、トリップなどを表示する。

画像: シートは前端を絞り込んだ形状で足つき性にも配慮している。グラブバーには荷掛けフックも付いている。

シートは前端を絞り込んだ形状で足つき性にも配慮している。グラブバーには荷掛けフックも付いている。

画像: CB1100のものにも似た、クラシカルなデザインのテールランプを採用。ウインカー含め、灯火類は全てLEDで統一されている。

CB1100のものにも似た、クラシカルなデザインのテールランプを採用。ウインカー含め、灯火類は全てLEDで統一されている。

「ハンター350」vs「GB350」スペック・価格比較

ハンター350GB350
全長×全幅×全高2100×800×1055mm2180×790×1105mm
ホイールベース1370mm1440mm
最低地上高NA166mm
シート高790mm800mm
車両重量181kg179kg
エンジン形式空冷4ストSOHC2バルブ単気筒空冷4ストSOHC2バルブ単気筒
総排気量349cc348cc
ボア×ストロークNA70.0×90.5mm
圧縮比NA9.5
最高出力20PS/6100rpm20PS/5500rpm
最大トルク2.75kgf・m/4000rpm3.0kgf・m/3000rpm
燃料タンク容量13L15L
変速機形式5速リターン5速リターン
キャスター角NA27゜30′
トレール量NA120mm
タイヤサイズ(前・後)110/70-17・140/70-17100/90-19・130/70-18
ブレーキ形式(前・後)Φ300mmディスク・Φ270mmディスクΦ310mmディスク・Φ240mmディスク
メーカー希望小売価格65万7800円〜66万4400円(消費税10%込)56万1000円(消費税10%込)

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    ホンダ GB350
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    ロイヤルエンフィールド ハンター350
    54
    283
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    ホンダ GB350
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文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸

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