この記事では、同企画内で「400クラス(251~400cc)」にカテゴライズされる国内メーカーのバイクをまとめて紹介します。
YAMAHA YZF-R3 ABS
Y-015(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
人気のYZF-R25をベースに、水冷並列ツインエンジンの排気量を320ccに拡大し、パワーアップを図った小型二輪バージョンであるYZF-R3。2019年のモデルチェンジでスタイリングをレーシーにリファイン。さらにメカニズムも倒立フロントフォークの採用などで進化し、その優れたハンドリングに磨きがかけられた。2023年5月にリリースされた最新モデルではカラーバリエーションが変更された。
YAMAHA MT-03 ABS
Y-016(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
YZF-R25をベースに生まれたネイキッド版・MT- 25の排気量を320ccに拡大したのがMT-03。増大したパワーを活かした軽快で余裕のある走りが楽しめるモデルとなっている。
2023年モデルはマイナーチェンジを受け、令和2年国内排出ガス規制に対応。また、新たにクイックシフターがアクセサリーパーツとして用意された。アンダーカウルは形状を変更し、カラーとグラフィックも一新。パステルダークグレー、ディープパープリッシュブルーメタリックC、マットダークグレーメタリック8の全3色をラインアップしている。
YAMAHA TRICITY300 ABS
Y-017(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
LMWテクノロジーによる高い安定感と自然なハンドリングを両立させた3輪スクーター。安定性としなやかな乗り心地を備えるフレームを採用、LMWアッカーマン・ジオメトリは素直な操縦性を実現。スイッチ操作で車両の自立をアシストするスタンディングアシスト機能も装備する。エンジンはEU向けのXMAX300用をベースとするBLUE COREユニットだ。
SUZUKI BURGMAN400 ABS
S-013(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
現在国内モデル唯一の400ccスクーター。大柄で安定感のあるボディと大径ホイールによる快適な乗り心地や、ヨーロッパ車的な洗練されたスタイリングが特徴。2021年7月にマイナーチェンジされ、新たにトラクションコントロールを搭載。エンジンもツインプラグ化などの改良により、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制にも対応した。
Kawasaki Ninja ZX-4RR KRT EDITION/Ninja ZX-4R SE
K-017(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
2023年2月に発表されたNinja ZX-4Rシリーズは、7月15日に販売開始された。エンジンは排気量399ccの水冷4スト並列4気筒。スタイリングは、カワサキNinja ZXシリーズならではのレーシーかつアグレッシブなデザイン。
電子制御装備も充実しており、トラクションコントロールをはじめ、スロットルバイワイヤを採用し、パワーモードも搭載。クイックシフターも標準装備されている。メーターにはスマートフォンとの接続機能も備え、φ37mmの倒立フォークはSFF-BP、フロントダブルディスクブレーキなど、足まわりの装備も本格的でABSは前後に装備する。
ZX-4RRはZX-10Rと同タイプのフルアジャスタブルSHOWA製BFRC-liteリアショックを搭載。ZX-4R SEには、スモークウインドシールド、USB電源ソケット、フレームスライダーが標準装備されている。
Kawasaki Ninja 400/Ninja 400 KRT EDITION
K-018(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ニンジャ250をベースとするミドルスーパースポーツ。車体の基本構造やレーシーなフルカウルは、ほぼ共通。軽量トレリスフレームに最高出力48PSを発揮する398cc水冷並列ツインエンジンを搭載、φ41mmの大径フロントフォークやラジアルタイヤも装着しスポーツ性を高めている。新排出ガス規制に適応した2023年モデルはカラーが変更された。
Kawasaki Z400
K-019(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
アグレッシブな「Sugomi」スタイリングと、アップライトなポジション設定が特徴のネイキッドスポーツ。ミドルスーパースポーツであるニンジャ400譲りの力強い400cc水冷並列ツインエンジンを、ニンジャ250をルーツとする軽量コンパクトなボディに搭載。2023年モデルではカラー&グラフィックが変更され1色となり、新排気ガス規制にも適応した。
Kawasaki ELIMINATOR/ELIMINATOR SE
K-020(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
約15年ぶりにブランド名が復活した、カワサキ自慢のスポーツクルーザー。「気軽に楽しめる」ことを重視したコンセプトとして、ロー&ロングの伸びやかなフォルムを持つ新作の車体を採用。ロングランや高速道路での追い越し加速などでストレスなくパワーを取り出せる、不足のないパフォーマンスを追求した結果、エンジンはニンジャ400やZ400に採用されているものをベースとした398cc・DOHCパラレルツインとしている。
ライディングポジションもネイキッドに近い自然なもので、ストリートからツーリング、ワインディングまで気軽に楽しめるモデルに仕立てられている。装備も充実しており、LEDヘッドライトや多機能デジタルメーター、ETC車載器を標準装備するほか、上級グレードのSEはビキニカウルやフォークブーツに加え、市販二輪車初となる前後ドライブレコーダーを標準装備するなど、新世代のクルーザーにふさわしい仕上がりとなっている。