カワサキ「W1SA」特徴
スポーティなルックスと豪快な走りで大ヒット
1960年代に川崎航空機と合併を果たしたメグロ(目黒製作所)のマシン・メグロK1(スタミナ)をルーツとするビッグバイク、650W1が登場したのが1966年。当時最大排気量のモデルだったことや、独特のパルス感やサウンド、豪快なパフォーマンスで、国内はもとより北米市場でも好評を博し、Wはカワサキを代表する本格的な世界戦略車として発展していくことになる。
1970年代に入ってもW人気は堅調で、キャブトンマフラーやショートフェンダーを備えたW1S、国内仕様のW1スペシャルが好評だったが、主たるマーケットであるアメリカで、左チェンジ・右ブレーキが義務化されたのを受けて、それまで右チェンジ、左ブレーキだったWは改修作業を受けてW1SAとして1971年に登場。W1シリーズ最大のヒット作となった。
カワサキ「W1SA」各部装備・ディテール解説
カワサキ「W1SA」主なスペック
車両重量 | 199kg(乾燥) |
エンジン形式 | 空冷4ストOHV2バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 624cc |
最高出力 | 53PS/7000rpm |
最大トルク | 5.7kgf・m/5500rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 5速リターン |
タイヤサイズ(前・後) | 3.25-19 ・4.00-18 |
ブレーキ形式(前・後) | ドラム・ドラム |
文:オートバイ編集部