カワサキ「W1SA」特徴

画像: Kawasaki W1SA 1971-1972年 総排気量:624cc エンジン形式:空冷4ストOHV2バルブ並列2気筒 最高出力:53PS/7000rpm 車両重量:199kg(乾燥)

Kawasaki W1SA
1971-1972年

総排気量:624cc
エンジン形式:空冷4ストOHV2バルブ並列2気筒
最高出力:53PS/7000rpm
車両重量:199kg(乾燥)

スポーティなルックスと豪快な走りで大ヒット

1960年代に川崎航空機と合併を果たしたメグロ(目黒製作所)のマシン・メグロK1(スタミナ)をルーツとするビッグバイク、650W1が登場したのが1966年。当時最大排気量のモデルだったことや、独特のパルス感やサウンド、豪快なパフォーマンスで、国内はもとより北米市場でも好評を博し、Wはカワサキを代表する本格的な世界戦略車として発展していくことになる。

1970年代に入ってもW人気は堅調で、キャブトンマフラーやショートフェンダーを備えたW1S、国内仕様のW1スペシャルが好評だったが、主たるマーケットであるアメリカで、左チェンジ・右ブレーキが義務化されたのを受けて、それまで右チェンジ、左ブレーキだったWは改修作業を受けてW1SAとして1971年に登場。W1シリーズ最大のヒット作となった。

カワサキ「W1SA」各部装備・ディテール解説

画像: 624ccのバーティカルツインは53PSを発揮。右サイドからリンケージを介し、シャフトをピボット内に通して左チェンジに改修した。

624ccのバーティカルツインは53PSを発揮。右サイドからリンケージを介し、シャフトをピボット内に通して左チェンジに改修した。

画像: マフラーはキャブトン式を採用。野太い排気音と大きな振動がビッグバイクらしい迫力につながり、当時のライダーをシビれさせた。

マフラーはキャブトン式を採用。野太い排気音と大きな振動がビッグバイクらしい迫力につながり、当時のライダーをシビれさせた。

フロントブレーキは200mm径のドラム。ツー・リーディング式で、パネルはマッハⅢと同じブラック仕上げとなる。

画像: W1最終型となるSAでメーターを大型化。デザインもスポーティとなり、ライダーからの高い人気にも大きく貢献した。

W1最終型となるSAでメーターを大型化。デザインもスポーティとなり、ライダーからの高い人気にも大きく貢献した。

カワサキ「W1SA」主なスペック

車両重量199kg(乾燥)
エンジン形式空冷4ストOHV2バルブ並列2気筒
総排気量624cc
最高出力53PS/7000rpm
最大トルク5.7kgf・m/5500rpm
燃料タンク容量15L
変速機形式5速リターン
タイヤサイズ(前・後)3.25-19 ・4.00-18
ブレーキ形式(前・後)ドラム・ドラム

文:オートバイ編集部

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