この記事では、同企画内で「125クラス(51~125cc)」にカテゴライズされる、スポーツモデル&レジャーバイクをまとめて紹介します。
Honda CB125R
H-038(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
2021年4月にモデルチェンジした新世代CBシリーズの最小排気量モデル、CB125R。CB250Rと基本的に共通の車体でどちらのモデルも洗練されたカフェ・スタイルが与えられている。エンジンはDOHC4バルブ化され、最高出力は13PSから15PSに向上。さらに倒立フロントフォークも125ccクラス初のSFF-BPタイプにグレードアップしている。
Honda Monkey125
H-043(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
モンキー125は2021年に初のモデルチェンジを受け、車体やデザインはほぼそのままに、グロムと同じ新エンジンを搭載。このエンジンは、ボア50×ストローク63.1mmのロングストロークで、扱いやすくスポーティなフィーリングが特徴。ミッションも5速化され、幅広い状況で快適な走りを実現。また、現行モデルからABSは標準装備となり、カラーは3色設定となった。
Honda Dax125
H-044(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
1969年に登場したダックスホンダのイメージをそのままに、現代風にアレンジして2022年に登場したダックス125。ダックスホンダ同様、鋼板プレスのT字型バックボーンフレームに、空冷4ストロークOHC123ccエンジンを搭載。ミッションは自動遠心クラッチを採用し、イージーライドを可能に。足まわりは前後にキャストホイールとチューブレスタイヤを採用。前輪のみ作動する1チャンネルのABSを装備する。
Honda GROM
H-045(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ユニークなスタイルのミニ・スポーツ。2021年モデルでフルモデルチェンジされた。8角形デザインのLEDヘッドライト、脱着式のタンクカバーやサイドカバーなど個性的なデザインを採用し、5速ミッションの123cc空冷単気筒エンジンを搭載。令和2年排出ガス規制に適合し、カラーバリエーションに変更を受けた2023年モデルが6月に発売された。
YAMAHA YZF-R125
Y-025(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
国内未導入だがYZF-R125もこのモデルで4世代目。LEDヘッドライトをM型ダクトの中に配置するなど、新型カウルでYZF-R7とイメージを共通化。アシスト&スリッパークラッチも装備する125cc水冷単気筒エンジンには、トラクションコントロールを追加している。新しい5インチカラーTFT液晶メーターはR1風デザインで、スマホと連携も可能。2023年内に国内で正規販売される可能性が高い。
YAMAHA XSR125
Y-026(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ヤマハXSR900などに通ずるスポーティながらクラシカルさも感じさせるスタイルのXSR125。今後日本国内でも市販される予定だ。エンジンは水冷4スト単気筒124cc。最高出力は14.9PS、最大トルクは1.17kg-mを発揮。この数値は日本で販売されている原付二種クラスと比べてもトップレベルだ。倒立フォークやLEDヘッドライト、多機能液晶メーターなど装備も充実。
YAMAHA MT-125
Y-027(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
ヤマハネイキッドスポーツ・MTシリーズの末弟モデルで車体デザインのイメージも踏襲。可変バルブ機構採用の水冷単気筒ユニットを搭載し、2023年モデルからトラクションコントロールシステムが採用された。メーターパネルはフルカラーの5インチ液晶で、スマートフォン連帯アプリに対応。今年夏以降に日本国内で正規販売される模様。
SUZUKI GSX-R125 ABS
S-021(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
現在、国産唯一の125ccスーパースポーツとなるGSX-R125。レーシーなフルカウルを備え、スリムだが堅牢なスチール製フレーム、パワフルなDOHC水冷シングルエンジンによって、本格的なスポーツライディングにも対応できる。2020年3月にハザードスイッチを追加するなどのマイナーチェンジ。2022年モデルで平成32年(令和2年)排出ガス規制に対応したアップデートが施された。
SUZUKI GSX-S125 ABS
S-022(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
125ccスーパースポーツGSX-R125の水冷DOHCエンジンを、ねじれ剛性と軽さを兼ね備えたダイヤモンドフレームに搭載し、GSX-Sシリーズらしいネイキッドスタイリングに仕上げた。アップハンドルのポジション設定で気負わずライディングを楽しめるのも魅力のひとつ。2022年モデルは、平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合させマイナーチェンジを受けた。
Kawasaki Z125 PRO
K-027(ジャパンバイクオブザイヤー2023 投票番号)
倒立フォークやオフセットレイダウンリアサスペンション、ペータルディスクブレーキなど本格装備を採用した原付二種スポーツ。熟成されてきた空冷単気筒エンジンは、高回転域までスムーズに吹け上がるパワフルな特性に加え、優れた燃費性能が特徴。2020年10月に発売された2021年モデルを最後に、国内新規導入されないことが決定している。