2023年07月26日、ホンダは新たな小型船舶向け電動推進機のプロトタイプを発表した。8月から島根県松江市で実証実験を開始する。
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ホンダ初の電動推進機は電動バイクの開発で培った技術を活用していた!? モーターによって水上モビリティはどう変わるのか - webオートバイ
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www.autoby.jp「ホンダ モバイルパワーパック イー」を電源に用いた電動推進機
今回の実証実験で使用する電動推進機プロトタイプは、ホンダとトーハツが共同で開発したもの。ホンダは出力4kWの電動パワーユニット、トーハツはギアケースやロアーユニットなどのフレーム領域をそれぞれ担当している。
バッテリーには、ホンダ製の電動二輪車にも使用されている交換可能な着脱式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を採用している。
このプロトタイプは、公益財団法人松江市観光振興公社が運営する堀川遊覧船(松江城の堀をめぐる遊覧船事業)で実際に使用される。
ホンダは2050年にすべての製品と企業活動を通じてカーボンニュートラルを目指す、という目標の掲げている。今回の実証実験は、二輪や四輪製品に限らず水上においてもカーボンニュートラルを実現するための第一歩ともいえそうだ。
一方、松江市は脱炭素先行地域として「カーボンニュートラル観光」を掲げ、持続可能なまちづくり、および地方創生に寄与することを目的としてさまざまな環境活動に取り組んでいる。
松江市の環境への思いとホンダの思いが合致したことから、電動推進機プロトタイプの実証実験を行なうに至ったという。
まとめ:西野鉄兵