文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸
ホンダ「CL500」ライディングポジション・足つき性
シート高:790mm
ライダーの身長・体重:176cm・62kg

幅広のハンドル、ロードスポーツ的なステップ位置、着座位置自由度の高いシートはCL250と同じ。タンク/シートバッグ装着時の据わりもいい。個人的には快適さが増す純正アクセサリーのフラットシートがお勧め。
ホンダ「CL500」各部装備・ディテール解説

伸びやかなフォルムは開発陣がこだわったポイントのひとつ。弟分の250と同様に、丸みを帯びたタンクからまっすぐ伸びるシートのラインが印象的だ。

スクランブラーらしく、車体はスリムに仕上げられていて、取り回しにも優れる。エンジンが2気筒になっている違いはあるが、全体の印象は250と同様。

レブル500譲りの471ccDOHCツインは46PSを発揮、ゆとりある走りに貢献している。セッティング関係は基本的にレブルと同じ。

2本出し風のエンドピースを持つアップマフラーを採用。サイレンサー形状は250のものとほぼ同じとなっている。

フロントタイヤは19インチを採用。装着タイヤはブロック風パターンを持つダンロップのトレイルマックスが装着されている。

リアサスペンションはオーソドックスな2本ショックで、プリロード調整が可能となっている。リアタイヤは150サイズ。

独特なデザインのLED4眼ヘッドライトはレブルシリーズと共通の装備だが、スクランブラースタイルにも良く似合っている。

反転表示の液晶を採用した丸型メーターは250と同タイプ。ギアポジション表示も備わる、視認性に優れたレイアウトだ。

レブルより丸みを帯びたデザインのタンクを採用。500は熱対策でタンク下のフレーム部に細長いヒートガードが装着される。

スクランブラーながら790mmというシート高を実現して足つきにも配慮。タンデム部はフラットな座面にして積載性も考慮している。

ループした構造のシートレールを採用。シート下スペースにはETC車載器を設置できるスペースも設けられており、実用性にも配慮。
ホンダ「CL500」主なスペック・燃費・製造国・価格
全長×全幅×全高 | 2175×830×1135mm |
ホイールベース | 1485mm |
最低地上高 | 155mm |
シート高 | 790mm |
車両重量 | 192kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 |
総排気量 | 471cc |
ボア×ストローク | 67.0×66.8mm |
圧縮比 | 10.7 |
最高出力 | 34kW(46PS)/8500rpm |
最大トルク | 43N・m(4.4kgf・m)/6250rpm |
燃料タンク容量 | 12L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 27゜00′ |
トレール量 | 108mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/80R19M/C 59H・150/70R17M/C 69H |
ブレーキ形式(前・後) | シングルディスク・シングルディスク |
乗車定員 | 2人 |
燃料消費率 WMTCモード値 | 27.9km/L(クラス3-2)1人乗車時 |
製造国 | 日本 |
メーカー希望小売価格 | 86万3500円(消費税10%込) |
文:太田安治、オートバイ編集部/写真:南 孝幸