文:葉月美優、ゴーグル編集部/写真:井上 演
カワサキ「Ninja ZX-4R SE」「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」のカラーバリエーション
カラーリングは、ZX-4RR KRT EDITIONがライムグリーン×エボニーの1色設定。ZX-4R SEはメタリックフラットスパークブラック×メタリックマットグラフェンスチールグレー、キャンディプラズマブルー×メタリックフラットスパークブラックの2色設定。
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カワサキ「Ninja ZX-4R SE」「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」の各部装備・ディテール解説
新設計の水冷4気筒399ccエンンジン搭載のスポーツモデル「Ninja ZX-4R SE/Ninja ZX-4RR KRT EDITION」は、先行デビューしていたZX-25Rと車体を同一としながら、驚異の80馬力(ラムエア加圧時)を絞り出すパフォーマンスを発揮する。
Ninja ZX-4R SEとNinja ZX-4RR KRT EDITIONともに、クラッチやアクセル操作をせずにシフトチェンジ(アップダウンともに)を可能にするデュアルディレクションKQS(カワサキクイックシフター)を標準装備。また、3つのモードセレクトを可能にするKTRC(カワサキトラクションコントロール)や、フルパワーやローパワーの選択が可能なパワーモードを装備。さらに、KTRCとパワーモードと連携する包括的なモードセレクション「インテグレーテッドライディングモード」を備える。
一目でニンジャシリーズと判断できるフェアリングデザインを採用するが、フロントマスクセンターにはZX-6R同様にラム圧導入孔を設ける。
インナーパイプ径φ37mmのフロントフォークには、400ccクラスでは初採用となるアジャスタブルSHOWA製SFF-BPを採用。幅広い調整を可能としている。フロントブレーキは、φ290mmのセミフローティングディスクとラジアルマウントモノブロックキャリパーの組み合わせをダブルで装備。
新設計のエンジンは、クラス初となる最高出力57kW(77PS)をエンジン回転14500rpmで発生させる。ラムエアシステムを採用することにより、ラムエア加圧時にはエンジン回転14500rpmで最高出力58kW(80PS)を発生させる。
リアブレーキは、φ220mmのディスクローターとスライド式1ピストンキャリパーの組み合わせとなる。マフラーは、右側出しのオーソドックスなシングルサイレンサータイプを採用。
燃料タンク容量は15Lで、ZX-25Rと同容量となる。
薄型に見えるシートは、エルゴノミクスを追求し、スポーツライディングに対応する形状と長時間走行での快適性を両立している。
テールまわりは、ニンジャシリーズを踏襲したスタイリッシュなデザインとなる。
メーターは大型のTFT液晶モニターを採用し、バックパネルは日照を感知しブラックとホワイトに切り替わる。また、サーキットコース等でのラップタイムを計測することが可能な、サーキットモードも搭載。
カワサキ「Ninja ZX-4R SE」「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」の主なスペック・価格
※《 》内は「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」
全長×全幅×全高 | 1990×765×1110mm |
ホイールベース | 1380mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 800mm |
車両重量 | 190《189》kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 57.0×39.1mm |
圧縮比 | 12.3 |
最高出力 | 57kW(77PS)/14500rpm ラムエア加圧時:59kW(80PS)/14500rpm |
最大トルク | 39N・m(4.0kgf・m)/13000rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 23.5° |
トレール量 | 97mm |
タイヤサイズ(前・後) | 120/70ZR17M/C 58W・160/60ZR17M/C 69W |
ブレーキ形式(前・後) | Φ290mmダブルディスク・Φ220mmシングルディスク |
メーカー希望小売価格 | 112万2000円《115万5000円》(消費税10%込) |
文:葉月美優、ゴーグル編集部/写真:井上 演