文:オートバイ編集部/写真:Benelli

1911年に誕生したイタリアの古豪ベネリ。ブランド設立から110年以上の歴史を持つだけに、イベントに参加するベネリスタが乗るモデルは歴史を感じさせる貴重なモデルから、最新の人気モデルまで様々。
ベネリスタ(ベネリオーナー)が世界中から大集合!
歴史を重ねた分だけベネリを愛するファンがいる
1911年にイタリアで設立、110年以上の歴史の中でレースで世界を席巻し、多気筒エンジンのパイオニアとして革新的なモデルを生み出してきたベネリ。2016年からは、自動車メーカーのボルボやロータスと同様、GEELYの資本参加を受け、新生ベネリとして人気を高めている。
年に一度のベネリ・ウィークは、その人気を表すベネリオーナーのためのミーティング。2022年は、イタリアだけでなく、ドイツ、オランダ、ベルギー、イギリス、フランス、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、アルゼンチン、アメリカ、その他多くの国から、数千人のベネリを愛する「ベネリオーナー=ベネリスタ」が集まった。
歴史的に評価されているベネリと新生ベネリはそれぞれの価値で「ベネリスタ」から愛されており、イベント最終日には、歴史的モデルが走るものと、新生ベネリに特化したものの、2つのバイクラリーが開催されている。
ベネリスタを大切にし、愛されてきたベネリが、ついに日本でもイベントを初開催することになった。フルラインアップ試乗会も開催されるので、新生ベネリに触れられる、このチャンスをお見逃しなく。

歴史的なモデルと新生ベネリそれぞれをテーマに、それぞれでラリーが開催されたのだが、新生ベネリの参加車両はTRK502Xがとにかく多い! さすがイタリアのベストセラーモデルだ。

110年以上の歴史があるだけに、クラシックファンも多いベネリ。写真の赤い車両は1940年前後に登場したベネリ500。1930〜40年代はレースシーンでの活躍も目覚ましく、世界チャンピオンも輩出している。

ベネリ・ウィークの会場で目にすることが多かったのが、新生ベネリの顔と言えるTRK502Xとレオンチーノシリーズ。レオンチーノは日本では未発売の800も人気だ。
新生ベネリの2モデルが、この秋に日本上陸!
Benelli TRK502X
500cc2気筒エンジン搭載、"乗りこなせる本格アドベンチャーモデル"のTRK502Xがついに日本上陸。イタリアではオートバイ販売台数(スクーターを除く)で、2020年からトップセールスを記録し続けている大人気モデルだ。

メーカー希望小売価格:96万8000円(税込)
Benelli LEONCINO 125
新生ベネリの中心的存在、象徴とも言えるレオンチーノシリーズに125ccモデルが加わる。レオンチーノ250と同等の車体サイズとスタイリングに、優れたパワー特性に加えて低燃費も自慢の水冷単気筒125ccエンジンを搭載する。

メーカー希望小売価格:45万3200円(税込)
日本でもオーナーミーティングが初開催される! Japan Benelli Day 2023

Japan Benelli Day 2023
日本でもベネリオーナーのためのイベントが開催される。当日は、ベネリのフルラインアップ試乗会やベネリスタッフと共に走るツーリング企画などを開催。プロカメラマンによる写真撮影もあるので、愛車と一緒に参加すると良い思い出になりそう。イベントサイトから事前エントリーに協力するとスペシャルグッズのプレゼントもあるぞ。
[会場] バイカーズパラダイス南箱根(静岡県田方郡函南町桑原1348-2)
[開催日] 2023年9月10日(日)※荒天の場合は10月1日(日)
[開催時間] 11:00〜14:30
[会場受付] 10:00〜
[参加費] 500円(Gate COST)
文:オートバイ編集部/写真:Benelli