欧州を中心にあらゆるメーカーが主力機種を投入している401~750ccの排気量帯は、スーパースポーツからアドベンチャー、スクーターまで、あらゆるジャンルのモデルが揃い、性能と価格の取れた、充実の愛車選びができるクラスだ。月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2023」(750クラス)の結果をお伝えする。

第3位

ヤマハ「YZF-R7」

画像: YAMAHA YZF-R7 総排気量:688cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:835mm 車両重量:188kg 税込価格:105万4900円

YAMAHA YZF-R7

総排気量:688cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:835mm
車両重量:188kg

税込価格:105万4900円

コーナーを気持ちよく楽しめる軽快ミドルSS

YZF-RシリーズのDNAを継承したミドルスーパースポーツのYZF-R7がトップ3に食い込んだ。スポーツネイキッドとして人気のMT-07の基本コンポーネントをベースに、スーパースポーツらしいスタイリングとよりスポーティなハンドリングを融合。幅広いスキルのライダーがスポーツライディングを楽しむことができるマシンとなっている。

並列2気筒エンジンは心地よい鼓動感とトラクション特性が得られる270度位相クランクを採用。高い接地感が得られる倒立フロントフォークにはラジアルマウントキャリパーをセット。ブレンボ製ラジアルマスターシリンダーとの組み合わせで高い制動力と幅広いコントロール性を実現している。

画像: MT-07譲りの688cc「CP2」エンジンは73PSを発揮。トルクが豊かで、軽量コンパクトな車体をグイグイ加速させる、楽しいエンジンだ。

MT-07譲りの688cc「CP2」エンジンは73PSを発揮。トルクが豊かで、軽量コンパクトな車体をグイグイ加速させる、楽しいエンジンだ。

画像: Φ41mmの倒立フォークを装備。アルミ鍛造アンダーブラケットやアルミ重力鋳造ハンドルクラウンも採用して、ボディ全体の高剛性化を達成。

Φ41mmの倒立フォークを装備。アルミ鍛造アンダーブラケットやアルミ重力鋳造ハンドルクラウンも採用して、ボディ全体の高剛性化を達成。

画像: リアサスにはリンク式モノクロスサスペンションを採用。ショックユニットはプリロードと伸び側減衰を調整可能で、スポーツランにも対応。

リアサスにはリンク式モノクロスサスペンションを採用。ショックユニットはプリロードと伸び側減衰を調整可能で、スポーツランにも対応。

画像: センターラムエア風デザインのダクトの中にプロジェクター式LEDヘッドライトをマウントしてYZF-Rシリーズならではのレーシーなフロントマスクを実現。

センターラムエア風デザインのダクトの中にプロジェクター式LEDヘッドライトをマウントしてYZF-Rシリーズならではのレーシーなフロントマスクを実現。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2070×705×1160mm
ホイールベース1395mm
最低地上高135mm
シート高835mm
車両重量188kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量688cc
ボア×ストローク80.0×68.5mm
圧縮比11.5
最高出力54kW(73PS)/8750rpm
最大トルク67N・m(6.8kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量13L
変速機形式6速リターン
キャスター角23°40′
トレール90mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・180/55ZR17M/C(73W)
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
燃料消費率 WMTCモード値24.6km/L(クラス3、サブクラス3-2)1名乗車時
メーカー希望小売価格105万4900円(消費税10%込み)

第2位

ホンダ「NC750X/DCT」

画像: Honda NC750X/DCT 総排気量:745cc エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒 シート高:800mm 車両重量:214kg(DCT:224kg) 税込価格:92万4000円/99万円(DCT)

Honda NC750X/DCT

総排気量:745cc
エンジン形式:水冷4ストOHC4バルブ並列2気筒
シート高:800mm
車両重量:214kg(DCT:224kg)

税込価格:92万4000円/99万円(DCT)

走りの楽しさと実用性の絶妙なバランスが光る!

都会的なフォルムを持つアドベンチャーモデルのNC750Xが2位にランクイン。通常のガソリンタンクの位置に23Lの容量を持つラゲッジボックスを備え、燃料タンクはシート下に配置。クラッチ操作が不要のDCTモデルをラインアップするなど、ホンダらしい独創性に満ちた1台だ。

ユニークな前傾レイアウトの並列2気筒エンジンは低回転域から豊かなトルクを生み出し、ゆとりあるパワーとスタビリティが高い車体の組み合わせによって高速クルージングも楽にこなせる。操る楽しさを追求するライディングモードは4段階から選べ、MTモデルには疲労を軽減し快適な旅を実現するアシスト&スリッパークラッチが搭載される。

画像: 大きくシリンダーを前傾させた745cc水冷並列ツインエンジン。2021年には各部の軽量化と吸排気系を見直して燃費性能と出力を向上。

大きくシリンダーを前傾させた745cc水冷並列ツインエンジン。2021年には各部の軽量化と吸排気系を見直して燃費性能と出力を向上。

画像: 2021年のフルモデルチェンジの際外装を一新。ヘッドライトはシャープなデザインのLEDが採用され、フロントマスクも精悍になった。

2021年のフルモデルチェンジの際外装を一新。ヘッドライトはシャープなデザインのLEDが採用され、フロントマスクも精悍になった。

画像: 通常の燃料タンクの位置にあるラゲッジスペースは、サイズによってヘルメット収納も可能な間口の広さ。容量も2021年から23リットルに増えた。

通常の燃料タンクの位置にあるラゲッジスペースは、サイズによってヘルメット収納も可能な間口の広さ。容量も2021年から23リットルに増えた。

画像: 燃料タンクはシート下にレイアウトすることで、重量バランスを最適化し運動性能にも配慮。給油時に便利なシート固定ステー付きだ。

燃料タンクはシート下にレイアウトすることで、重量バランスを最適化し運動性能にも配慮。給油時に便利なシート固定ステー付きだ。

主なスペック・価格

※《 》内はDCT

全長×全幅×全高2210×845×1330mm
ホイールベース1525mm 《1535mm》
最低地上高140mm
シート高800mm
車両重量214kg《224kg》
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
総排気量745cc
ボア×ストローク77.0×80.0mm
圧縮比10.7
最高出力43kW(58PS)/6750rpm
最大トルク69N・m(7.0kgf・m)/4750rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン《6速DCT》
キャスター角27゜00'
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)120/70ZR17M/C(58W)・160/60ZR17M/C(69W)
ブレーキ形式(前・後)Φ320mmディスク・Φ240mmディスク
燃料消費率 WMTCモード値28.6km/L(クラス 3-2)1名乗車時
製造国日本
メーカー希望小売価格92万4000円《99万円》(消費税10%込)

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