車検不要で初めて購入するバイクとしても選ばれる250ccクラスのバイクは、老若男女にいつの時代も人気がある。この記事では、月刊『オートバイ』&webオートバイで投票を募った「ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー 2023」(250クラス・126cc~250cc)の結果をお伝えする。
まとめ:オートバイ編集部

第3位

ホンダ「レブル250/Sエディション」

画像: Honda Rebel 250/S Edition 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒 シート高:690mm 車両重量:171kg(Sエディション:172kg) 税込価格:61万500円/64万9000円

Honda Rebel 250/S Edition

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
シート高:690mm
車両重量:171kg(Sエディション:172kg)

税込価格:61万500円/64万9000円

人気があるのもうなづける、魅力と楽しさあふれる1台

ユーザーからの高い支持を得ている人気機種、レブル250がベスト3に入った。2017年にデビューして以来、車体デザインは基本的にそのまま。灯火類をLED化したり、最新の排出ガス規制に適合させるなど、最小限の変更のみで高い人気をキープし続けているが、それは開発時の基本コンセプトやデザインが優れていたから。従来のクルーザーモデルとは異なる、レブル独自の持ち味が評価されているのだ。

シートの低さは小柄なライダーにも安心感を提供し、単気筒エンジンの鼓動感あるフィーリングは「バイクを操っている」気持ちを盛り上げる。シンプルでソリッドな車体デザインは、自分だけの一台を作るカスタムの楽しみも持ち合わせている。

画像: Sエディションはオプションパーツのビキニカウル、フォークブーツ、クロスステッチ入りシートを備えたパッケージモデル。

Sエディションはオプションパーツのビキニカウル、フォークブーツ、クロスステッチ入りシートを備えたパッケージモデル。

画像: 水冷のDOHCシングルユニットはCB250Rがルーツ。CRF250Lにも採用されるなど、扱いやすさから幅広いモデルに使用されるエンジンだ。

水冷のDOHCシングルユニットはCB250Rがルーツ。CRF250Lにも採用されるなど、扱いやすさから幅広いモデルに使用されるエンジンだ。

画像: 690mmという低シート高による足つき性のよさも、レブルが幅広い層のライダーから支持されている要因のひとつ。写真はSエディション。

690mmという低シート高による足つき性のよさも、レブルが幅広い層のライダーから支持されている要因のひとつ。写真はSエディション。

画像: 反転表示液晶を採用したメーターはシンプルな丸形のケースデザイン。スピードのほか、燃料計とギアポジションも表示可能となっている。

反転表示液晶を採用したメーターはシンプルな丸形のケースデザイン。スピードのほか、燃料計とギアポジションも表示可能となっている。

主なスペック・価格

※《 》内はレブル 250 S Edition

全長×全幅×全高2205×820×1090mm
ホイールベース1490mm
最低地上高134mm
シート高690mm
車両重量171kg《172kg》
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク76.0×55.0mm
圧縮比10.7
最高出力19kW(26PS)/9500rpm
最大トルク22N・m(2.2kgf・m)/6500rpm
燃料タンク容量11L
変速機形式6速リターン
キャスター角28゜
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)130/90-16M/C 67H・150/80-16M/C 71H
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
乗車定員2名
燃料消費率 WMTCモード値33.7km/L(クラス2-2)1名乗車時
製造国タイ
メーカー希望小売価格61万500円《64万9000円》(消費税10%込)

第2位

ホンダ「CBR250RR」

画像: Honda CBR250RR 総排気量:249cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:790mm 車両重量:168kg 税込価格:86万9000円/90万7500円(レッド)

Honda CBR250RR

総排気量:249cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:790mm
車両重量:168kg

税込価格:86万9000円/90万7500円(レッド)

扱いやすさに磨きをかけパワーも42PSに向上!

2位に入ったのはCBR250RR。2023年登場した新型は、フルカウルなど外装の形状を一新すると同時に、エンジン内部を見直して最高出力も高めた実力派に進化している。並列2気筒ならではのスリムな車体を支える倒立フォークにはショーワ製SFF-BPを採用。優れた路面追従性と上質な乗り心地を実現させながら、ハードブレーキング時にも高い安定性を発揮する。

ほかにも、滑りやすい路面で効果的なトラクションコントロール(制御介入レベルを3段階に調整可能)を標準装備するなど、走行性能の充実も図られている。ストリートで役立つ機能として、急制動時にハザードを点滅させて後続に注意を促すエマージェンシーストップシグナルも採用した。

画像: エンジンは1PSアップの42PSを発揮。カムやバルブ形状を見直してシリンダーヘッドを新作するなど、多くの新パーツを投入した。

エンジンは1PSアップの42PSを発揮。カムやバルブ形状を見直してシリンダーヘッドを新作するなど、多くの新パーツを投入した。

画像: フロントフォークは、左右それぞれのフォークにダンパー、プリロード機能を分担させるショーワ製の高機能タイプ、SFF-BPを採用。

フロントフォークは、左右それぞれのフォークにダンパー、プリロード機能を分担させるショーワ製の高機能タイプ、SFF-BPを採用。

画像: 独特なデザインの反転表示液晶を使ったメーターは従来通りだが、新型はHSTCの導入により、右上にそのモード表示が追加された。

独特なデザインの反転表示液晶を使ったメーターは従来通りだが、新型はHSTCの導入により、右上にそのモード表示が追加された。

画像: スポーツライディングだけでなく、街乗りやツーリングにも重宝する双方向対応のクイックシフターは税込2万5300円の純正オプション。

スポーツライディングだけでなく、街乗りやツーリングにも重宝する双方向対応のクイックシフターは税込2万5300円の純正オプション。

主なスペック・価格

全長×全幅×全高2065×725×1110mm
ホイールベース1390mm
最低地上高148mm
シート高790mm
車両重量168kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量249cc
ボア×ストローク62.0×41.3mm
圧縮比12.5
最高出力31kW(42PS)/13500rpm
最大トルク25N・m(2.5kgf・m)/10750rpm
燃料タンク容量14L
変速機形式6速リターン
キャスター角24゜30′
トレール量92mm
タイヤサイズ(前・後)110/70R17M/C(54H)・140/70R17M/C(66H)
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・シングルディスク
燃料消費率 WMTCモード値27.4km/L(クラス3-2)1名乗車時
メーカー希望小売価格86万9000円/90万7500円(消費税10%込)

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