まとめ:オートバイ編集部
第1位
カワサキ「Ninja ZX-25R SE」
超高回転域で堪能できる4気筒の咆哮に痺れる
クラスで唯一直列4気筒エンジンを搭載するスーパースポーツ、ZX-25Rがライバルを抑えてランキングトップに輝いた。他のモデルにはない超高回転サウンドが大きな魅力のひとつであることは間違いない。幅が広いエンジンを搭載しているため、車体は250クラスとしてはボリュームがある。低回転域でのトルクは薄めだが、そこは鋭いレスポンスでカバー。7000回転以上をキープすればキビキビと走ることができる。
足まわりも充実していて、SFF-BP倒立フォークにホリゾンタルバックリンクリアサスペンションとの組み合わせで、日常での扱いやすさとサーキットでのパフォーマンスを両立。クイックシフターやトラクションコントロールなどの電子制御システムや、アシスト&スリッパークラッチといった装備もしっかり備えている。
主なスペック・価格
※スペックは2024年モデル
全長×全幅×全高 | 1980×750×1110mm |
ホイールベース | 1380mm |
最低地上高 | 125mm |
シート高 | 785mm |
車両重量 | 184kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 249cc |
ボア×ストローク | 50.0×31.8mm |
圧縮比 | 12.5 |
最高出力 | 35kW(48PS)/15500rpm |
最高出力(ラムエア加圧時) | 36kW(49PS)/15500rpm |
最大トルク | 22N・m(2.2kgf・m)/12500rpm |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24.2゜ |
トレール量 | 99mm |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70R17M/C 54H・150/60R17M/C 66H |
ブレーキ形式(前・後) | Φ310mmシングルディスク・Φ220mmシングルディスク |
燃料消費率 WMTCモード値 | 18.7km/L(クラス3-2)1名乗車時 |
製造国 | タイ |
メーカー希望小売価格 | 96万2500円(消費税10%込) |
まとめ
コスパの良さに加えて上質さや個性も魅力!
世界的に販売されるグローバルモデルが多い250クラスは、その分選択できる車種も多く、全クラスの中で最も幅広い選択肢が選べる。
スーパースポーツはもとより、ネイキッド、クルーザー、アドベンチャー、スクーターまで展開しているカテゴリーは、こことミドルクラスしかなく、バイク選びも充実したものになる。しかも、世界中で多数販売されるグローバルモデルの利点で、価格も手頃なモデルが多いのも嬉しいメリットだ。
ただ、そんな250クラスにも変化の波は訪れていて、近年ではこのクラスのモデルでも個性や上質さを追求した機種が増えてきている。今回のランキングでは、他車とは性能、価格の面で一線を画している、カワサキのZX-25Rが、今年もぶっちぎりでのトップを獲得。250クラスは今後もますます進化していきそうだ。
ジャパン・バイク・オブ・ザ・イヤー2022
250ccクラスBEST10
順位 | メーカー | 車名 | POINT |
---|---|---|---|
1 | Kawasaki | Ninja ZX-25R | 3837 |
2 | Honda | CBR250RR | 3069 |
3 | Honda | Rebel 250 | 2960 |
4 | Honda | CL250 | 2521 |
5 | SUZUKI | V-Strom250 | 1809 |
6 | SUZUKI | V-Strom250 SX | 1534 |
7 | Honda | CB250R | 1480 |
7 | Honda | ADV160 | 1480 |
9 | Honda | CRF250L | 1370 |
9 | Kawasaki | Ninja ZX-25RR(海外モデル) | 1370 |
※このランキングは、月刊『オートバイ』2023年10月号で発表したものになります(投票期間は2023年6月1日~8月10日・月刊『オートバイ』およびwebオートバイで募集を行いました)。
まとめ:オートバイ編集部