ヤマハ「FZR400」特徴
YZFのテクノロジーを惜しみなく投入した力作
白熱するレプリカブームにおいて、レースの結果はそのまま人気へと結びつき、各社とも性能向上に必死であった。1984年に初代TT-F3チャンピオンに輝いたヤマハは、翌1985年ホンダにタイトルを奪われ、反撃の一手を用意する。それがFZR400だ。
ジェネシス思想を取り入れた前傾エンジンを採用、フレームもアルミデルタボックスとして戦闘力を大幅に向上。その内容はまさしくワークスYZFレプリカだった。さらに、翌1987年には画期的な排気デバイス「EXUP」やクロスミッションを装備した限定車の「R」も追加するが、TT-F3タイトルの奪回は1988年まで待たされることになる。
ヤマハ「FZR400」各部装備・ディテール解説
ヤマハ「FZR400」主なスペック・当時価格
全長×全幅×全高 | 2040×690×1125mm |
ホイールベース | 1400mm |
最低地上高 | 135mm |
シート高 | 785mm |
車両重量 | 157kg(乾燥) |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 56.0×40.5mm |
圧縮比 | 11.5 |
最高出力 | 59PS/12000rpm |
最大トルク | 3.9kg-m/9500rpm |
燃料供給方式 | キャブレター(BDS32) |
燃料タンク容量 | 18L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 24゜ |
トレール量 | 89mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 110/70R17・140/60R18 |
当時価格 | 69万8000円(1986年) |
まとめ:オートバイ編集部