ホンダ「RVF」特徴
よりレーシーさを増したパッケージ
1994年、TT-F1がスーパーバイクに移行したタイミングでVFR400R(NC30)はフルモデルチェンジ。車名もワークスレーサー同様の「RVF」となった。
360度クランク採用のエンジンは吸排気系を徹底して見直し、V4らしいダイレクト感を追求。フレームは剛性バランスにこだわり、メインビーム部の構造やエンジンハンガー形状まで一新したもの。待望の倒立フォークも装備し、スタイリングもよりワークスマシン然としたものとなった。
1991年でTT-F3カテゴリーが終了し、400ccスポーツクラスの人気もネイキッドに移っていったが、最先端テクノロジーを凝縮したRVFは、レプリカブームの締めくくりにふさわしい1台だった。
ホンダ「RVF」注目ポイント
ホンダ「RVF」主なスペック・当時価格
全長×全幅×全高 | 1985×685×1065mm |
ホイールベース | 1335mm |
最低地上高 | 120mm |
シート高 | 765mm |
車両重量 | 183kg |
エンジン形式 | 水冷4ストDOHC4バルブV型4気筒 |
総排気量 | 399cc |
ボア×ストローク | 55.0×42.0mm |
圧縮比 | 11.3 |
最高出力 | 53PS/12500rpm |
最大トルク | 3.7kgm/10000rpm |
燃料供給方式 | キャブレター(VP90) |
燃料タンク容量 | 15L |
変速機形式 | 6速リターン |
キャスター角 | 25゜00′ |
トレール量 | 92mm |
ブレーキ形式(前・後) | ダブルディスク・シングルディスク |
タイヤサイズ(前・後) | 120/60R17・150/60R17 |
当時価格(1994年) | 税別78万円 |
まとめ:オートバイ編集部